天文カレッジ 前期講座 第3回 活動報告

平成20年8月27日(水) 宇宙を観る 〜天体観望会〜

 今回は、実際の星空を望遠鏡などで観察しながら、天体観察の楽しさを体感する内容です。ただ、今年はお盆前後から天候がいまいちでしたが…。

 

 外はあいにくの雲の多い天気ながら、切れ間が出そうな雰囲気でした。、まずは室内で、簡単に望遠鏡についての紹介と、望遠鏡で楽しむことのできる、さまざまな天体の見どころをご紹介しました。

 天体写真で見る姿と現実の違いや、微かな光を見ることが持つ「宇宙の生の姿」の魅力を紹介しているうち、木星の輝きが夜空に!、ということで天体観測室と屋外に移動し、観察を行うことになりました。

 時々雲の切れ間から見える木星の姿に、歓声が上がるものの、雲の多さで中断することもしばしば…。


 

 そこで、観望会に駆けつけた「星空案内人」の皆さんが、望遠鏡についての質問コーナーを開催してくれました。参加者からのさまざまな質問にお答えいただきました。

 望遠鏡の購入方法から、各望遠鏡の特徴、使ってみての感想など、実際に星空を楽しんでいる、星空案内人のそれぞれの視点からの紹介に、みなさん納得の様子でした。

 その後は室内に移動し、3人の星空案内人のみなさんから、望遠鏡の楽しさや、日食などの「星空の旅」の面白さを個性豊かに紹介していただきました。



 

 案内人 捧さん(写真上左)は「太陽観察の魅力」、案内人 鈴木さん(写真上右)は「一生付き合える望遠鏡の選び方」、案内人 齋藤さん(写真左)は「涙なしでは語れない皆既日食観測秘話」を紹介いただきました。

 

 今回は何とか、木星の観察ができました。ぜひ次回は皆さん自身で宇宙をめぐり、楽しんでください。

 次の講座はいよいよ前期の最終回、宇宙の姿の基本的な内容についてご紹介し、また違った視点から星空を奥深く楽しめるようにできればと思います。