天文カレッジ 第2期講座 第2回 活動報告

めぐる宇宙のドラマ 平成23年11月2日(水)

 

 第2期講座の第2回目は「めぐる宇宙のドラマ」と題して行いました。

 ビッグバンにより宇宙に作られた元素は「水素」と「ヘリウム」の2種類だけでした。しかし、私たちの体や地球上にある様々な物質は、もっといろいろな元素で作られています。

 私たちの体を作る材料は、いつどこで作られてきたのか?そこには星たちのドラマが隠されていました。


 

 宇宙に元素を増やしていったのは、夜空に輝く星たちです。鉄よりも軽い元素は星の中で作られます。鉄よりも重い元素は、星の最期である超新星爆発により作られます。

 長い宇宙の歴史のなかで、星の生と死が何度も繰り返され、様々な元素が作られていきました。つまり、私たちの体を作っている材料は、大昔は星の中で作られたものなのです。

 私たちは、「星の子ども」であると言えるわけです。宇宙に様々な材料が増えてきました。そして、太陽と地球が誕生したわけです。


 次回は、11月9日(水)に「スーパーコンピュータで探る太陽系と地球の誕生」をテーマに行います。