第6回目は、「星空の文化に親しむ」がテーマです。人間がこれまでの歩みの中で見て考えてきた、星の世界を紹介しました。
今回は、非常に幅広いテーマを紹介する講座です。まずは、身近な内容として、「天地明察」から見る江戸の日本における天文の世界、福島県内における天文に関連した歴史、星の和名などを紹介しました。
そして、講座本編では、神話から見る宇宙観、暦、占星術を取り上げていきました。
神話で語られる宇宙創成や、その共通性は、現代の天文学で語られる宇宙誕生と大きく異なりますが、人間の知る限りでの「共通点」もあります。
そして、現代の生活では欠かせない、時間そして暦のサイクルを見出してきた過程、占星術の考えと長らく見られてきた性質などを、具体例を交えながら紹介しました。
いつもと切り口を変えて、星空に関する世界を紹介しましたが、身近なところと結び付く話題にめぐりあえたでしょうか。
ほかにも、七夕やお月見など、身近な星空にちなんだ行事など、いろいろなお話をぜひ読んでみてください。
次回は12月5日(水)、「星空案内の実際」がテーマです。身近な人と星を楽しむコツ、気をつけたいことや準備などの具体的な内容を紹介します。