第4回目の活動となった今回は、「空気の力」をテーマに実験・工作を行いました。普段、私たちが空気の力を感じることはほとんどありませんが、空気には驚くべき力があるのです。
実験前半では、空気の量や重さについて、吸盤や気球の実験を交えて考えてもらいました。後半では、空気の力を使った実験を行いました。空き缶をつぶす実験では、水の入った空き缶を温めて冷やすことで、空き缶が空気の力でぺしゃんこになる様子にとても驚いていました。
また、ブロアという空気を出す装置でボールを浮かせる実験では、少しコツが必要でしたが、体験した子どもたちはうまくコツをつかんで空中にボールを浮かせていました。そこでは、飛行機が飛ぶために必要な揚力ということも学習しました。
その他、工作として空気の力で滑るCDホバークラフトを作りました。この工作は、CDの上に「ろうと」を逆さにのせ、細い口の部分に風船をくくりつけます。風船を膨らませて、平らなところで押すとなめらかにすべります。お家でもぜひ、遊んでみてくださいね。
Bクラスも「空気の力」をテーマに実験・工作を行いました。
こちらも実験前半で、空気の量や重さについて、吸盤や気球の実験を交えて考えてもらい、後半では、空気の力を使った実験を行いました。バルサというやわらかい木の板を割る実験では、机の上にのせたバルサの板に新聞紙をのせ、空気の力でおさえることで片手で全員がバルサの板を割ることができました。
また、ドライヤーを使ってスチロール球を浮かせる実験では、丸い物・卵型のものをそれぞれ体験してもらいました。はじめは、うまくいかない子もいましたが、すぐにコツをつかんで器用にスチロール球を浮かせていました。
最後は、工作として空気の力で滑るCDホバークラフトを作りました。完成後、残りの時間でホバークラフトのレースを行いました。ルールは机の上でホバークラフトをすべらせ、一番遠くまで滑らせた子の勝ちですが、机から落ちたら失格というものです。机の端をオーバーランして落下する子や風船がすぐにしぼんで途中で止まってしまう子など、波乱に満ちたレースでしたが、クラブ員たちは楽しんで競争していました。