今年度の天文カレッジ第2期講座がスタートしました。「−誕生から90年− プラネタリウムの世界」をテーマに、今年ドイツで誕生し90年を迎えたプラネタリウムの歴史をたどり、その魅力を知りもっと楽しむことができるようにする講座です。
今回は、まず参加者の方に「プラネタリウムのどこに魅力的に感じるか」と、「初めて見た・思い出のあるプラネタリウム」をお伺いしました。やはり美しい星空や雰囲気、天文学の話題に多くの方が魅力を感じているようですが、そのほかにも機械自体への魅力、よく寝られる?ことへの魅力など、いろいろのようです。
また、初めてのプラネタリウムは郡山の旧児童文化会館や「うすい」屋上のプラネタリウム、県内各地のプラネタリウムや、五島プラネタリウム(東京)、大阪市立電気科学館など、年代やお住まいの場所によりさまざまでした。
初回ということもあり、まずはみなさんにおなじみのスペースパークのプラネタリウムの仕組みと(少し)裏側をご紹介しました。
そして、90年前に誕生したプラネタリウムの舞台裏や考えなどの話題を講義形式でご紹介しました。機械的に非常に複雑な機構を完成させ、現在につながる投影機を作り上げ、改良を重ねた様子など、その仕組みに不思議さを感じつつも、イメージを持っていただけたようです。
プラネタリウムの誕生や、日本に広がっていく黎明期には、さまざまな人のドラマもあります。次回以降も、少しずつご紹介していきます。当時の人々の、プラネタリウムへの熱い想いを共有できればと思います。
次回は10月2日(水)「プラネタリウムを自作する!? 〜手軽にプラネタリウム〜 」をテーマに行います。最近は手軽に手にできるようになったプラネタリウムのデモンストレーションも行います。