今回は「ピンホール式」によって身近になっていったプラネタリウムの歩みとともに、家庭で手にできるプラネタリウムについてご紹介しました。
まずは、アメリカを中心に広くピンホール式プラネタリウムを普及させたスピッツ社のプラネタリウムの歩みについてご紹介しました。より手軽にプラネタリウムを普及していった歴史的な流れ、より星を美しくみせるための工夫などをご紹介しました。
もう一方で、日本でのピンホール式プラネタリウムの流れを作った「金子式プラネタリウム」の歩みについてもご紹介しました。みなさんの学校など身近な場所に、このプラネタリウムがあったかもしれません。
天文教育・普及活動に熱意を持って取り組んだ方のプラネタリウムへの情熱を感じていただければ幸いです。
現在ではピンホール式や、レンズを用いた数多くの「プラネタリウム」が製品や工作キットとして市販されています。そのいくつかをデモンストレーションしながらご紹介しました。改めてピンホール式とレンズ式のメリット、デメリットを見て実感していただけたと思います。また自作したい方向けに、その方法についてもご紹介しました。
みなさんも、身近な場所で気軽に星に触れる一つとして、「プラネタリウム」を部屋に置いてみてください。
次回は11月13日(水)「光学式プラネタリウムの世界 〜美しい星空の魅力〜 」をテーマに行います。じっくりと、光学式プラネタリウムの星空や、再現できる動きをご覧ください。
なお、光学式プラネタリウムとデジタルプラネタリウムの魅力と歴史をダイジェストで、演出を交えてご紹介する「宇宙劇場のイブニングアワー」を10月19日(土)に投映します。よろしければ、こちらもご覧ください。