今回は、光学式プラネタリウムの星空を投映しながら、機能などをじっくりご紹介しました。
当館にある光学式プラネタリウム投映機「スーパーヘリオス」の機構や星空の様子を投映を行いながらご紹介し、またかつてのメカニカルなプラネタリウムとの違いや進歩などをご紹介しました。特に、日周運動、年周運動、緯度運動、歳差運動をじっくりご覧いただきました。
また、なかなか普段はご覧いただけない、プラネタリウムのしくみについても、多くのレンズの役割や、内部の機械の動きなどをご紹介しました。プラネタリウムの進展の歴史の話題とあわせて、多くの工夫が凝らされて現在のプラネタリウムにつながっていることを実感いただければ幸いです。
今回は参加者の方が「金子式プラネタリウム」をお持ちくださったので、その星空も投映しました。ピンホール式とはいえ、オリオン星雲の様子など工夫された星空、月の様子などがうまく再現される機構など、多くの方が興味深くご覧になっていました。
プラネタリウムが造り出す星空も、それぞれ違いがあり、本物とは違うまた味わいが感じられます。
次回は12月11日(水)「デジタルプラネタリウムの世界 〜最新の天文学を目の前に〜」をテーマに行います。現在のプラネタリウムの姿をご覧ください。
なお、プラネタリウムの90年間の歩みをご紹介するホワイエ企画展「プラネタリウムの歴史」を12月まで開催しています。どうぞご覧ください。