今回は望遠鏡の実際の使い方について、組み立てから使う時のコツまでを、デモンストレーションをしながらご紹介しました。
まず、経緯台式、赤道儀式のそれぞれの架台の違いを実際に望遠鏡を組み立てて、確認しました。そして、赤道儀式望遠鏡の扱い方や、観察の際のコツ、部品の名称なども含めて、ご紹介しました。実際に望遠鏡を触ったりして、扱い方も確かめていただきました。
なお、受講されたみなさんには、改めて実際に触って組み立てから扱いまでを練習する機会を設けます。焦らず、じっくりと望遠鏡という「道具」を使いこなせるようになっていただければ幸いです。
後半は、双眼鏡を使っての星空観察の模擬実践を行いました。星に向けること、ピントを合わせたり、しっかりと支える、などという基本的なことは、望遠鏡も双眼鏡も同じです。今回はプラネタリウムの星空で、星雲や星団の見つけ方やたどり方などをじっくり体験していただきました。
まずは双眼鏡で星めぐりを楽しむコツをつかむのも、望遠鏡を使い慣れる早道と言えますし、違う楽しみも多くあります。
ぜひこれから晴れた日には、気軽に星空に双眼鏡を向けてみてください。
次回は9月17日(水)「宇宙はどんな世界」をテーマに行います。天文学が解き明かした宇宙の姿をご紹介します。