天文カレッジ 第3期講座 第1回 活動報告

活動する銀河 2015年2月4日(水)

 宇宙には約1000億個の銀河があります。銀河の中には、物静かな銀河や活発な銀河、いわゆる明るさの違いがみられます。なぜ、違いが現れるのか、そして、どんな特徴があるのかご紹介しました。

 まずは、夜空を見上げると光っている星々の正体は何なのか、そして銀河はどの様な形で見えるのかについてご紹介しました。物静かな銀河は、主に恒星の光によって形を捉えることが出来ます。ところが活発な銀河は、中心部分の小さな領域だけが銀河内にある無数の星の明るさと比べて桁違いに明るいという特徴があります。

 そして明るさの違いが現れるのは、中心部分にある巨大なブラックホールとその周りを回るガスの関係にあることをご紹介しました。ブラックホールは黒い穴と訳せますが、なぜ、それが正反対の明るい原因になるのか、受講された方々は興味深そうに聞いていました。


 講座の後半では、実験を交えながら銀河の仕組みについてご紹介しました。銀河の周りの星々やブラックホールの周りを回るガスがどの様な運動をするのか、身近にある道具を使って見ていただきました。内容を確認するためのクイズも行い、受講された方々に考えていただきました。

 講座終了後は沢山の質問や感想をいただき、受講された方々、講演者ともに充実した時間となりました。


 次回は2月18日(水)「かんたん!相対性理論 」をテーマに行いますので、どうぞお楽しみに!