天文カレッジ 第3期講座 第2回 活動報告

かんたん! 相対性理論 2015年2月18日(水)

 アインシュタインが一般相対性理論を発表してから今年で100年を迎え、 相対性理論への関心が高まっています。
 今回は「相対性理論を知るうえで重要な考え方をご紹介する」をメインテーマに、 相対性理論とは何かといった話から、相対性理論を使った最新の宇宙研究の様子までをご紹介しました。

  講座の前半では、相対性理論はどのような理論かという話題から特殊相対性理論までを紹介しました。

 アインシュタインが提唱した特殊相対性理論では、物体の運動の速さが光の速さに近づくと不思議なことがたくさん起こります。このことを理解するには私たちの時間や空間に関する「常識」を改める必要があります。

 日常生活での「常識」が、相対性理論ではそうではなくなることに驚きながらも、受講生の皆さんは熱心に聞いていらっしゃいました。


 講座の後半では、一般相対性理論はどのような理論かという話から一般相対性理論を使った最新の宇宙研究の様子についてお話ししました。

 一般相対性理論では、重力を「時空のゆがみ」として捉えます。太陽やブラックホールのような天体が作る重力はどのように表されるのか、具体的な例を挙げながら皆さんに重力について考えていただきました。
 そして、一般相対性理論がどのような研究に使われているのか、今回の講師が研究していた「重力レンズ」を始めとした最新の宇宙研究についてご紹介しました。

 講座終了後は沢山の質問や感想をいただき、受講された方々、講演者ともに充実した時間となりました。


 次回は3月11日(水)「驚異の磁石星 パルサー 」をテーマに行いますので、どうぞお楽しみに!