今回は、特殊な性質を持った素材「不思議素材」をテーマに活動しました。
はじめに、リニアモーターカーなどにも利用される「超電導物質」を使って実験しました。この超電導物質は、-196℃の液体窒素を使って冷やすことで、磁石の上に浮かせることができます。超伝導物質が磁石で作られたレールの上を浮いた状態で滑る様子を見て、クラブ員たちはとても興味を持ったようでした。
また、「形状記憶合金」の実験では、一見ただの針金に見えるものを、自由な形に曲げてもらい、それをお湯の中につけてもらいました。すると、複雑な形に変形させたものが、一瞬で元に戻る様子を観察することができました。クラブ員たちは、「まるで生きているみたい!」と、こちらも興味津々でした。
Bクラスも「不思議素材」をテーマに実験・工作を行いました。
高吸水性ポリマーの実験では、粉状のわずかな量のポリマーに水をかけると、ポリマーが水を吸ってあっという間に固まってしまう様子を観察しました。そして、その高吸水性ポリマーを使って、「香りのコップ」を作りました。
また、片栗粉と水をまぜる「ダイラタンシー」の実験では、各班で協力して片栗粉と水をこね、強くにぎると固まり、手をゆるめるとまた液体に戻る不思議な感覚を体験しました。その不思議な手触りにクラブ員たちも興味を持って何度も実験しました。
最後は、不思議な感触でおなじみのスライムを作りました。
次回は、「氷の不思議」です。お楽しみに!