今年度第1回目の活動は、身のまわりでたくさん使われている「プラスチック」をテーマに、実験・工作を行いました。第1回目の活動とあって、最初は少し緊張気味だったクラブ員も、時間が経つにつれて打ち解けていった様子でした。
まずクラブ員には、学校やおうちなど、普段の生活を思い出してもらい、プラスチックはどんなところに使われているかを考え、発表してもらいました。みんなで意見を出し合うことで、それぞれにとって意外な部分でもプラスチックが使われていて、改めていろいろな部分にプラスチックが使われていることを感じました。
次に、特殊なプラスチックを使った実験を行いました。粉状の高吸水性ポリマーを少量、コップに入れてそこへ水を加えると、あっという間にポリマーが水を吸ってしまう様子にクラブ員たちも驚いた様子でした。
また、元に戻るプラスチックとしてポリスチレン製のプラコップをオーブントースターで温めると、すぐに円盤状に変形することも実験しました。そして、この原理を使ってプラコップを使ったアクセサリづくりも行いました。
これから1年間、科学クラブでは様々な実験・工作を行っていきます。クラブ員みんなで、楽しく活動しましょう。
Bクラスも「プラスチック」をテーマに実験・工作を行いました。6月は環境月間ということもあり、プラスチックのリサイクルにもふれました。
透明な液体に発泡スチロールを入れて、発泡スチロールが溶けだす実験では、未知の液体にクラブ員も慎重に実験していましたが、その成分が「リモネン」という柑橘系の果物などに含まれていて、人体に無害であることを説明すると、とても驚いていました。
また、リモネンに溶けた発泡スチロールは、アルコールを加えることで取り出せることも実験しました。ふだん肉や魚などのパックでおなじみの発泡スチロールが、どのようにリサイクルされているのかを知って、クラブ員たちは興味を持った様子でした。
さらに、この発泡スチロールの性質を利用して、ネームプレートの工作を行いました。厚めの発泡スチロール板にペンで名前を下書きしてもらい、リモネンをつけた筆でなぞることで、表札のような立体的なネームプレートを作ることができました。
次回は、「暑さに負けるな!太陽のひみつ 」です。お楽しみに!