今回は、昔から人々が星空を見上げ考えてきたことを、いくつかのトピックから紹介しました。
星空を見上げて描かれた星座も、世界各地にさまざまな見方がありました。
また、日本では地域により特色豊かな「星の和名」がつけられ、語り継がれてきました。
こうしたいろいろな見方、宇宙やこの世界がどのようにしてできたかを考えて語られた神話の世界、太陽と月を見て時の流れを知り作られた暦、惑星たちの動きから考えられた占星術の話題などを紹介しました。
天文学の観点とは、また違う観点から星空を見て紹介することで、さまざまなアプローチもできます。身近に行われる七夕やお月見といった年中行事とあわせて、星空を見上げてどのように「感じられるか」という部分も含めて楽しんでください。
講座ではトピックとなる部分を中心に紹介していますが、ぜひ興味を持った部分は本などを手に取り、より深く追求してみてください。
次回は、11月2日(水)に「星空案内の実際」をテーマに行います。星空の楽しみを伝える方法をご紹介します。