天文カレッジ第2期講座の第3回目は、銀河の魅力について紹介しました。
前半は、銀河系について紹介しました。銀河系とは天の川銀河ともいい、地球を含む惑星のほか、恒星や星雲などの星々が集まってできた天体になります。
今でこそ銀河系は、渦の見える円盤型であると想像されますが、しかし大昔の人は、単なる雲のような物と想像し、望遠鏡で観測するまで、星の集まりであるとの認識がなかったようです。
銀河系の歴史的な変遷について、発見方法や人物について解説するとともに、最近の銀河系の観測結果や、運動について実験を交えながら解説しました。
後半は、銀河について紹介しました。私達の住む場所は銀河系ですが、宇宙には銀河系以外にも星々が集まってできた天体は数多くあります。それら一つ一つを銀河と呼び、銀河系も宇宙にある銀河の一つになります。
銀河が宇宙に沢山あると確信してからまだ100年も経っておらず、銀河が作られた過程について、まだ十分に分かっていない研究途上の分野である事を認識していただきました。
本講座のタイトルには"魅力"と付いています。人と同じように銀河についても、形・色・大きさなど色々な姿を見せてくれますので、一つの魅力と言えます。色々なタイプの銀河を写真で見ながら紹介していきました。受講者の皆さんには、興味を持って聴講していただけたようです。
次回は、3月8日(水)に「宇宙の姿の魅力」をテーマに行います。