今回は駅前観望会に参加し、中秋の名月を前にした月を中心に観察を行う、夜の活動でした。昼から良い天気に恵まれましたが、夕方に黒い雲が空を覆うようになり、駅前観望会の開始時刻が近づくころには雨が降り出しました。駅前観望会は中止となり、今回は室内での活動になる・・・予定でした。
ところが、クラブ活動の開始直前に雲が切れ始め、美しい月の輝きが夜空に見えるようになってきました。急きょ、望遠鏡1台を外に出し、月の観察を行うことにしました。クラブ員の皆さんの願いが通じたようです。そして、前回の活動で制作した「マイ望遠鏡」を持って、月の観察を行うこともできました。
「月が欠けていた」、「クレータが見えた」、「白いところとグレーに見えるところがよくわかった」など、観察でさまざまな発見もできたようです。
研修室に戻ってからは、前回作った「マイ望遠鏡」と約400年前にガリレオ・ガリレイが使用した望遠鏡の精密復元レプリカでの見え方の違いを比べました。倍率はほぼ同じですが、見え方には大きな違いがあります。
ガリレオの発見を振り返ると、この望遠鏡でよくあれだけの発見ができたものだ、という驚きの声も上がりました。みなさんの望遠鏡で、ガリレオの発見もぜひ体験してくださいね。
最後に宇宙劇場に移動して、月の世界を映像で迫っていきました。月の表面の様子を旅行気分で見ることができたでしょうか。
次回は「いろいろな天体 〜惑星から銀河まで〜」をテーマに行います。天体それぞれの正体を見ていきましょう。