開館記念 サイエンスショー

2001.12.23


 平成13年12月23日(日)、郡山市ふれあい科学館の開館を記念し、サイエンスショーが20階多目的研修室で行われました。
 このサイエンスショーでは、(株)ア・メイズの杉木優子(すぎき・まさこ)さんを講師に迎え、ワークショップや楽しいサイエンスショーを見せていただきました。

<サイエンスショー>

 サイエンスショーの始まりは、静電気の実験から始まりました。
 風船をクッキングペーパーでこすると簡単に静電気が発生しその風船を壁に投げると、あら不思議、風船が壁にペタリとくっついてしまいました。

 科学館でもおなじみの電気クラゲです。
荷造り用ビニールテープを細くさいたクラゲ状の物体を静電気を帯びた風船で空中へ浮かせます。
 空中に浮いた姿はまさにクラゲ、やはりサイエンスプロデューサーの行う本場のクラゲは、元気がよくフワフワと浮いておりました。

 ビニール風船をビニールパイプで自由に操ります。
 まるで生き物のように、パイプに操られます。 「ペットみたいでしょ。 皆さんもペットに飼ってみたらいかがですか?」と杉木さんのコメント、このペットえさがいらず手間がかからなそうですが、孤独になりそうです。

声変わりハウスのお出ましです。
このビニールハウスの中には、ヘリウムガスが入っています。人間が入って本当に大丈夫なのか、動物で実験してみます。
そこでカエル?の登場。。。

 どうやら大丈夫のようです。

 

*この中のガスは特殊なガスを使用していますので皆さんはマネをしないで下さい

 ハウスの中でヘリウムガスの入った風船を放すとあら不思議、普段は空中に浮いている風船も下に落ちてしまいます。

 風船の中に入っているガスは、ハウス内のガスと同じなのでつりあうはずですが、風船の分だけ重いので沈んでしますようです。

 かっぱさんに選ばれた会場の3名のお客様に、声変わりハウスを、体験していただきました。
 声が変わってみんな楽しそうです。

 最後にみんなで、カエルの歌を合唱しましたが、声が変わって歌いにくそうでした。

 声だけでなく、楽器の音が変わるか実験、ここで科学館の石原が登場。

 実験の結果リコーダの音が高くなることがわかりました。

 続いておもちゃのピアノが登場
残念ながらこの音は変わりませんでした

弦などを叩く楽器は変わらないそうです。

 科学館の岡ちゃんが登場、ギターを弾きながら歌を歌ってくれました。

 声は変わってもギターの音は変わりませんでした。

 今度は空気の重さを比べます。

 風船の中には、酸素と、二酸化炭素が入っています。 2つを比べるのに、まずスタッフにぶつけて比べてみました。

 当てられると衝撃が強く痛そうでした。

 天秤で重さを比べてみました。

 二酸化炭素はかなり重いようです。

 会場のみんなで、空気の重さを体験。
 たくさんある風船の中に1つだけ二酸化炭素の詰まった風船があります。

みんな当てることが出来たかな?

 「科学の楽しさがわかりましたか?
科学は楽しむものです。」と、楽しいサイエンスショーを見せていただきました。

<ワークショップ>

 ワークショップでは、こんなかわいいリモコン電気自動車を作成します。

 皆さん楽しく作成しております♪

 作成した電気自動車で、チームを編成しコップを取り合うゲームを行いました。

 ルールは簡単1分間で、緑のライン内の自分の陣地に紙コップを集めます。

 チームの団結力が勝敗のカギを握ります。
 

準優勝のGチーム

 4人で構成するチームですが、このチームは2人だけです。

 助っ人で入ったスタッフの村上さんのおかげかな?

優勝のDチーム

 女の子のパワーが炸裂いたしました。
 電気自動車の頭の部分を工夫しているようで、角の部分にテープを貼ったり、角の形が左右違ったりしていました。

 このような工夫が優勝した秘訣だったのかも知れません。

 アイディア賞・デザイン賞の発表です。

アイデア賞は、あつし君
デザイン賞は、村上さんでした。

 アイディア賞は、角の部分がボディーのウレタンではなくダンボールで作成したのがポイントでした。
 デザイン賞は、ボディの中がくりぬかれ、軽量化を図っているところがポイントでした。

 「最初は、遊びなんだけど、色々工夫して試すことが科学の始まりです。 工夫するために、いろいろ調べることが科学への道なのです」と、杉木さんからのコメント

 みなさんも楽しんで科学に触れてくださいぜひ皆さん科学館へ遊びに来てください。