科学実験教室
開催報告

2002/03/26


 平成14年3月24日(水) 20階多目的研修室にて、科学実験教室(科学ゼミナール)が開催されました。 林 勉(はやし つとむ)先生を迎え楽しく「どっちが大きいまさつ力」の摩擦(まさつ)について体験しました。

【まさつの実験】

 講師の林 勉先生です。
 先生は、福島ものづくり実験工房で、子どもと親を対象に、手作り科学実験の楽しさを教えています。
 今日は、まさつに関する実験、工作を行います。

 まずハンカチを使った実験、普通に重ねた2枚のハンカチの重なった部分を持って、両端から引く抜くと簡単に引き抜くことができますが、アコーディオンのように折り込んだ2枚のハンカチは、簡単に引き抜くことは出来ません。 この写真は子どもが引き抜いておりますが、大人がやっても引く抜くことは出来ません。
 お家でお父さんと力くらべしてみたかな? 


抜けなくなった指にビックリ

ビニールをつけた指は簡単に抜けました

 続いて、沖縄のおもちゃのハブです。 これもまさつを利用したおもちゃで、指を入れるとあら不思議抜けなくなりました。
 各机でもチャレンジ 抜けなくなった指に皆びっくり これは紐と指紋のまさつが抜けなくなる原因です。

 その証拠に指にビニールをつけてやって見たらあら簡単にぬけてしまいました。

 机の上にツルツルの板と、ざらざらの板を載せて動かしてみるとどっちが動かないか実験

 答えは、ツルツルの板でした、ツルツルの方が接地面積が多いので実はまさつが多く動かないのです。

 釣りで使う鉛のある面を平らに切ってぴったり重ねてくっつけると、あら不思議、砂袋が3つもぶら下がってしましました。
 でもこの鉛、縦方向の力には強いのですが、ねじり方向にはとっても弱く簡単に外れてしまします。
 まさつの力って不思議ですよね。 貴重な体験でした。

【ホバークラフトの作成】



作成方法の説明 真剣に聞いています


風船が大きいと進みが速いのかと思いきや今度は空気のまさつが関係して進みにくくなります。

 フイルムケースを利用したホバークラフトを作成しました。

 今でまさつの力の強いものを実験してきましたが、最後にまさつ力の小さなものを作成してみます。

 
真剣に楽しく工作しています

 林先生のもの作り工房では、いろんな道具を使います。 みんな考え工夫して工作を進めていきました。

 楽しい時間はあっという間に過ぎていきました。 会場のみなさんは、楽しく「まさつ」について体験していたようでした。