【開催報告】

2002/08/24


 22日、23日の2日間にわたり、郡山市ふれあい科学館では財団法人郡山市埋蔵文化財発掘調査事業団と共催で、縄文の科学・生命の科学ワークショップを開催いたしました。
 郡山に関する土器や石器の話から縄文時代の生活などを学習しました。また、石器を使って紙を切ったり、りんごの皮をむいたり、鯉(こい)を解剖したりしました。
 この実験観察を通してこどもたちは魚のからだのしくみを体験を通して知ることができました。
 今回のワークショップに参加したこどもたちは、みんな生き生きと活動しており、夏休み最後の貴重な思い出を作ることができたようです。

 郡山市埋蔵文化財発掘調査事業団とふれあい科学館のスタッフの計4名が講師となってワークショップは行われました。

 講師は、左から財団法人郡山市埋蔵文化財発掘調査事業団の日塔 とも子先生、
永沢 光枝先生、郡山市ふれあい科学館の岡田 努先生と難波 泠先生です。

 はじめは郡山市で実際に発掘した本物の土器や石器などを使って、縄文時代の生活について解説をうけました。
 貴重な資料を前に、みんな身を乗り出して真剣に話しに聞き入っていました。

 子どもたちひとりひとりに石器が配られました。「ほんとうに切れるのかなぁ?」そんな疑問をもちながら、まずは紙切りに挑戦です。

 今度は石器を使ってりんごの皮むきに挑戦です。上手に皮をむいた後は、縄文人の気分になっておいしそうにりんごを食べました。

 いよいよ魚の解剖です。講師の先生から解剖のコツを教えてもらっています。
 みんな興味深そうです。

 いよいよ二人一組になって解剖の開始です。はじめはおそるおそる魚に触っていたのですが・・・。

 慣れてくると、両手で魚をおさえて、上手に解体していきました。そして腸(ちょう)やうきぶくろなどを取り出し、魚の器官を学びます。
 「心臓が動いている!」こどもたちは目の前の生命の力強さ、尊さを肌で感じることができました。

 鯉(こい)さんありがとうございました。
m(__)m

 ワークショップの合間には、クルミを割ったり、豆をひいたりして縄文人の気分を満喫していたようです。 割ったクルミをつまみ食いです。

 クルミをはじめて食べたという子もいました。お味はどうかな〜?