【開催報告】

2003/05/22


 平成15年5月17日(土)に、郡山市希望ヶ丘図書館と郡山市ふれあい科学館の共催事業「つくってみよう!科学の工作」を、希望ヶ丘図書館にて開催いたしました。
 図書館では「こども読書週間」の行事として「子どもと楽しむ科学の絵本展」を開催していました。このテーマに合わせて科学工作教室が開かれ、小学生と保護者40人が参加しました。
 工作の紹介は科学館の野田 裕美と石原 裕子が担当し、本の紹介を図書館の糠沢 聡子(ぬかざわ さとこ)司書が担当しました。

空とぶたねをとばそう

 初めに、科学館の野田が植物の種について紹介しました。

 植物の種は、仲間を増やすために色々な工夫をして遠くまで移動します。今回は風に乗って運ばれていくものを取り上げました。

 

 くるくる回りながら落ちてくるツクバネの種や、グライダーのように飛んでいくアルソミトラという植物の種の模型を紙で作って遊びました。

 アルソミトラの種は、どれだけ遠くまで飛ばせるか競争しました。誰が一番か、勝負は真剣そのものでした。

ブックトーク

 図書館の糠沢さんから、科学絵本の紹介がありました。種についての本だけでも何冊もありました。こんなにたくさん科学絵本が図書館にあるなんて、意外だったのではないでしょうか。参加者からも「借りたい」という声が上がっていました。

ペットボトルで浮沈子をつくろう

 後半は、科学館の石原がペットボトルの浮沈子(ふちんし)を紹介しました。これは、水入りのペットボトルを手で握ると、中の浮きが浮き沈みする不思議なおもちゃです。

 浮沈子作りでは、おもりの調整に苦労する参加者もいましたが、スタッフのお手伝いで完成させることができ、みなさんで浮き沈みを楽しみました。

 また、どうして浮いたり沈んだりするのか、浮力と重力を感じる実験をして考えました。浮沈子の仕組みも分かったかな?