【開催報告】

2004/03/02


 郡山市ふれあい科学館では、平成16年2月29日(日)に、科学ゼミナール「じっとしなくちゃ慣性の法則」を開催しました。
 講師は、日立科学あそび隊みなさんです。参加者の19組(子ども32名、大人23名)の皆さんが「科学あそび?」を楽しみました。 どんなショーになったのでしょうか・・・

第1部: サイエンスショー「じっとしなくちゃ慣性の法則」

飛田 賀光先生

 昨年もそうでしたが・・・、飛田さんのサイエンスショーは始まる前からすごいんです!
 トークのテンションが高く、子どもたちばかりでなく大人の皆さんの心もつかんで離しません。
 サイエンスショーの始まりです。

(1)コップの上に下敷きをのせ、その上にフィルムケースにのせた卵3組をおきます。下敷きを、すばやく引き抜くと・・・。

(2)あきビンの上に刺繍(ししゅう)のわっかをのせて、その上に細長い棒をのせます。菜箸でわっかの内側から思いっきりたたくと・・・。

(3)薄いプラスティックコップの上に板をおき、その上にレンガを重ね、さらにその上に木の板をおいて、そこに釘を打ち付けます。レンガを置かないときはコップはすぐにつぶれてしますのですが、重いレンガがのった方はびくともしません。

(4)ひもでぶら下げた座布団を引っ張ります。ゆっくり引くと座布団の下側のひもが切れてしまうのですが、すばやく引っ張るとなんと座布団の上のひもが切れてしまいました。

 

(5)空気の力で飛び出す鉄砲の実験。長い筒と短い筒ではどちらが遠くまで飛んだのでしょうか?

(6)今度はバドミントンのラケットで風船を打つ実験。大きな風船と小さな風船どちらが遠くへ飛ぶかな?

(7)最後の実験です。キャスター付きのイスに乗った飛田さんを同じスピードで押しています。手にもった装置からボールが発射されます。このときボールはどこへ落ちるのでしょうか?

 (1)〜(7)の実験は、全て意外な結果ばかりでした。でも説明を聞くと「へぇ〜」と納得です。結果を知りたい方は、科学館に来たら教えてあげるよ!
 学校の理科の授業もこんな風だったら、きっと忘れないのに!! 

第2部: ワークショップ「CD-ROMでホバークラフトつくり」

日立科学あそび隊(飛田 賀光先生、佐藤 強先生、松本 賢吾先生)

 後半はホバークラフトつくりです。 主な材料はCD-ROMとプラスティック製の油さしです。この材料をどのように使うのでしょうね。

 油さしのフタの部分を使った、「ストロー式」のホバークラフトは、割と簡単に完成しました。誰のが遠くまで進むかな? 競争です。

 続いて、ちょっと難しい「空気弁式」のホバークラフトつくりです。材料は、油さしの容器の部分とアルミのパイプを使います。

 ちょっと難しいところはお父さんやお母さんに手伝ってもらいます。

 難しいのはアルミパイプを切り口が30度になるように切るところです。この部分が「空気弁」になるため、慎重に作業していました。

 完成には「ストロー式」の倍の時間がかかりましたが、苦労した分だけ喜びもひとしおです。早速走らせて見ました。

 最後に講師の先生方から参加者の皆さんにメッセージをいただきました。
 「僕たち大人だって、初めてのときは失敗したのだから、君たちができなくたって恥ずかしいことじゃない! 何度も挑戦してみて!」
 参加者の皆さんからは「ぜひ来年も!」という声が飛び出しました。日立科学あそび隊の皆さん、本当にありがとうございました。また郡山に来てください!!