【C分科会 第1回「シャボン玉七変化」 開催報告】

2004/05/20


 郡山市私立幼稚園協会では、これまで教員の資質向上のために毎年各施設等から講師を招いて研修会を開催してきました。今年から、郡山市ふれあい科学館でC分科会「科学の心をそだてる」というテーマで、新たに研修が行なわれることになりました。

 約40名の先生方が参加しました。どのような会になったのでしょうか・・・。

 まず、同協会研究部副部長の黒澤 寛之先生から、研修会C分科会の主旨説明と講師紹介がありました。

 今回の講師は科学館の岡田です。いきなりブーメランを飛ばし、さらにはシャボン玉の実演、そして写真のような巨大シャボン玉で大きな男性の先生もスッポリ包んでしまいました。

 実は、これらは見ている人、つまり子どもたちの興味を一気にこちらに向けさせるためのショーだったのです。

 はじめは緊張して硬い表情だった先生方も、次第にシャボン玉の魔力に引き寄せられてきました。

 まずシャボン液の作り方を体験しました。作り方や材料は諸説がありますが、8割以上の方が体験したことが無いということもあって、今回はもっともシンプルな方法で挑戦です。

 材料は、水と洗濯糊と台所用洗剤です。通常は「○:○:○」と比率の計算でいやになってしまうので、それを防ぐためにある方法を使いました・・・。

 続いてシャボン玉を作るフレーム作りです。今回は針金に毛糸を巻きつけて輪っか状にしたものを使います。

 できたものを見たことがある先生は多いのですが、いざ作るとなると、なかなか毛糸を巻くことができません。

 「指がつりそ〜」

 やっとの思いで完成です! できた先生方からビニールシートの上で、シャボン玉を飛ばします。成功するでしょうか?

 成功すると今度はシャボン玉の中にシャボン玉を作るなど高度な技に次々挑戦していきます。

 先生方は楽しそうですね!

 そして次は巨大シャボン玉に挑戦です! 恥ずかしいのか、なかなか参加者が出てくれませんでしたが、4名の先生が挑戦してくれました。

 結果は写真のとおり、みんな上手です!

 この巨大シャボン玉については、液をためる容器、人が立つ台、大きなわっかの持ち上げ方など体験しなければ分からないことがたくさんあったのです。

 4人の先生方は、幼稚園に戻ってからも再挑戦するのでしょうか・・・?

 「科学の心をそだてる」と聞くと、なんだか難しそうに聞こえますが、本に書いてあることを覚えるだけでは駄目です。体験を通して、科学知識を自分の物にしていくことが大切なのです。そしてこのような実験や工作を、すぐにできる環境にしておくことが、子どもたちだけでなく先生方にとって大切なことなのです。

 次回はどんな研修になるでしょうか?

郡山市ふれあい科学館では、下記の予定でC分科会の研修会を開催します。

 第1回 平成16年5月12日(水)「シャボン玉七変化」
 第2回 平成16年6月30日(水)「いろいろなかざぐるまをつくろう」
 第3回 平成16年9月1日(水)「プラスティックで遊ぼう」
 第4回 平成16年10月20日(水)「飛ぶタネの模型作り」