開催報告

2006/05/10


 平成18年4月29日(土)〜5月7日(日)のゴールデンウイーク期間中、子どもから大人まで科学を気軽に楽しめる科学のお祭り「サイエンスフェスティバル」を21階展示ゾーンで開催しました。 今回は、展示ゾーンの新コーナー「びっくり実験ラボ」でも多彩な実験を開催し、たくさんの来館者に科学を体験していただきました。

4/29・5/5 「チーズ作り」
 上野 豊先生(郡山市立小山田小学校)

 

 牛乳には、タンパク質や乳脂肪、乳糖などが含まれており、タンパク質は酸によって固まる性質があります。酢を混ぜて温め、水分を取り除くとチーズができます。
 酢で作るので、試食するとちょっと酸っぱいチーズです。
 大人たちが覗き込んでチーズのできる様子を見ておりました。
 上野先生は、とっても楽しい先生で子どもたちに面白く説明していました。

4/30・5/3 「スーパーボール」
 赤間 祐市先生(郡山市桃見台小学校)

 子どもは、スーパーボールが大好き! 形は綺麗な球にはなりませんが、天然ゴム「ラテックス」を使って自分だけのオリジナルのスーパーボールを作りました。ラテックスをつかんだ時の感触がなんともいえません。
 赤間先生は、授業でもスーパーボールを作っている楽しい先生。先生に会いに、生徒の皆さんが科学館にきてくれました。

 

5/3・4 「風をエネルギーに変えよう 〜サポニウス風車・クロスフロー風車〜」
 小沢 喜仁先生(福島大学)

 どこからでも風が吹くと回るサポニウス風車とクロスフロー風車を作りました。
 福島大学の大学院生、佐藤孝文さん、堀田貴之さん、学生の小幡大輔さん、加藤怜さん、堀込剛史さん、吉田雄一さんも参加しました。学生さんの中には将来先生を目指す方もおり「子どもに教えるのは大変ですね。とっても勉強になりました 。」とひとこと。きっと子どもの気持ちが分かるいい先生になってくれることでしょう。
 小沢先生は、新素材など材料の特性を研究されています。いつも素材を活かした工作を行っています。

5/4 「音の実験」
 園部 毅先生(郡山市立大槻中学校)

 ストローとフイルムケースで笛を作りました。子どもたちから、「こうしたら高い音が出るんじゃない」とヒントをもらい改良を加えていました。園部先生は、「逆に子どもたちに教えられました」と言っていました。子どもたちの観察力を楽しみながら子どもとふれあいながら楽しく工作を行っていました。
 園部先生は、部活でテニスを教えているスポーツマンの理科の先生です。

5/5・6 「電気で作ろうホットケーキ」
 佐野 亮ニ先生(郡山市立西田中学校)

 佐野先生定番のホットケーキ。炭と電気で焼くのがポイントです。特性の炭を使っています。
 生徒に人気のある佐野先生は、今回も生徒さんを勉強のためお手伝いに連れてきました。西田中学校の生徒の皆さん、ありがとうございました。生徒さんも「疲れたけど楽しかったです !」と満足していた様子でした。

4/29〜5/7 「飛び出す こいのぼりカード ・空気砲ロケット・こいのぼりを作ろう」
 スペースパークボランティアの会 科学ボランティア

 スペースパークボランティアの会(S.P.V)の科学ボランティアの皆さんは、日替わりで3つの工作を行いました。1番人気は、何と言っても「こどもの日」にぴったりな「こいのぼり」でした。

4/29・30 鉄道模型操作体験

 スペースパークボランティアの会の鉄道ジオラマボランティアの渡辺知彦さんの協力により、Nゲージ鉄道模型の操作体験を行いました。磐越西線や仙石線など郡山周辺を走る電車を中心に走らせました。身近な電車だけに 、子どもたちは大喜びで走らせていました。

4/29〜5/7 郡山市ふれあい科学館ブース


にづくリングライダー、香りのコップ、
プラスチックコップアクセサリー、もどろっカー、
スライム、たまらんコップ


マグメード、うき浮きボール、ガリガリとんぼ、
ぶんぶんゴマ、フーフーエンジン

 科学館からは、11個のメニューが登場しました。君は、全部つくることができたかな?
 一番人気は、スライム。手の中で起きる化学変化を楽しみながら作ってくださいね。液体がだんだん固まっていく、この不思議な手触りが良いのでしょうか?

4/29〜5/7 サイエンスショー & ロボットショー


ロボット犬を使ったロボットショー


「びっくり超低温の世界」では、-196度のとっても冷たい実験を行いました。花が一瞬で凍ります。


4月の実験は「もくもくドライアイスでおもしろ実験」。
ドライアイスで色が変わる実験やシャボン玉を
浮きあげるなどの実験を行いました。


 


5月の実験は「くるくるコロリン競争」。
いろんなものを転がしてみます。

5/3〜5/7 南極の氷展


 


南極の氷特別講座〜南極ってどんなところ〜

 今年も自衛隊福島地方連絡部よりご提供いただいた南極の氷を展示しました。
 南極の氷には空気が含まれており、氷がとけるときに空気が出てきますので、耳を近づけて音を聞いていました。
 開催初日の3日(水)には、東北大学の青木周司(あおきしゅうじ)先生をお招きし、南極はどんなところなのかをお話しいただきました。南極へ行ったときの体験談に 、みなさん耳を傾けていました。

4/29〜5/7 びっくり実験ラボ特別メニュー1

4/29・30・5/1
シュワスマン・ワハマン?
〜彗星の正体は?〜

 今話題の彗星についてのお話をしました。彗星の正体は、汚れた雪ダルマです。泥とドライアイスを使って彗星の模型を作り、彗星の尾の正体が明らかに!!

5/2・4・5
びっくり静電気 〜君もはりねずみ〜

 嫌いな人も多いと思いますが、静電気を体験するコーナーです。よくテレビなどでこの装置をみたことがあるでしょう。バンデグラーフは静電気を発生する装置です。これに触ると髪の毛が写真のとおり・・・ 。
 このまま記念撮影を行いました。

5/6・7
あなたも宇宙飛行士!!
〜宇宙服を着てみよう〜

 普段は子どもが対象のイベントが多いのですが、今回は大人限定の特別メニュー。
本当の宇宙服は120kg以上あるのでとても着られませんが、この宇宙服は軽量版。それでも40kgありますのでとても重いです。
 宇宙飛行士の気分は味わえましたでしょうか?

 

4/29〜5/7 びっくり実験ラボ特別メニュー2 ゴールデンウイーク実験室


4/29・30
顕微鏡を使ってみよう!

 顕微鏡を使って小さな世界を覗いてみました。水の中にいる生物や、お米に文字を書いてみました。

5/1
調味料で実験!

 調味料の砂糖を使って実験。砂糖は思ったより水に溶けます。砂糖の溶けた濃度の違う色水を積み木のように積み上げました。綺麗な層ができて 、皆さん感激していました。

5/2・4
酸・アルカリを見分けよう!

 紫キャベツって知ってますか? この煮汁を使うと酸性・アルカリ性を見分けることができます。酢、炭酸水、砂糖水、石鹸水、石灰水は何性なのか調べてみました。

5/5・6
光を作ってみよう!

 黒い布をかぶっていますが、怪しい人ではありません。暗い場所を作って光の実験を行っています。空気を圧縮させて発火させたり、ガムテープを剥がして光を発生させたり、薬品を使って蛍に似た光 をつくりだしました。光の実験は楽しいですね。

5/7
バーチャルスペースツアー

 凸版印刷株式会社からお借りしているスペースタッチシミュレータを使って、綺麗な画像を見ながら仮想的な宇宙旅行してみました。いろいろな実験をしながら宇宙ってどんなところなのか 、クイズを出しながら説明しました。
 本当に宇宙へ旅行できる日は、いつになるのでしょう?