【開催報告】

2006/10/03


 郡山市ふれあい科学館では、平成18年10月1日(日)に郡山市ふれあい科学館 開館5周年記念事業「飛び出せ!郡山から未来へ!〜宇宙開拓の未来〜」を、郡山市民文化センター 大ホールにて開催しました。
 様々なゲストが登場し、未来の宇宙開発について考えるパネルディスカッション(トークショー)と、サイエンスコーディネーターで幅広くご活躍の山田ふしぎさんによる「サイエンスショー」の二部構成で、色々な面から宇宙や科学を楽しんでいただきました。

 開催に先立ち、主催者である原正夫郡山市長からご挨拶いたしました。「本日の話を聞いて、宇宙や科学に興味を持った皆さんから将来宇宙飛行士や科学者が誕生することを期待しています」とのメッセージを送りました。

第一部 パネルディスカッション(トークショー)

 パネルディスカッションには、当館の名誉館長松本零士先生や登山家の田部井淳子さん、レポーターの竹内海南江さん、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の柳川孝二さん、そしてジャーナリストの中村浩美さんなど、様々なゲストが登場しました。

 ゲストの方々はそれぞれの分野で様々な「挑戦」を行っています。今回は「挑戦」をテーマに、これからの宇宙開発や宇宙への夢についてお話していただきました。

 「宇宙に行けたら何をしてみたいか?」「これからの夢は?」など、楽しくお話いただき、参加者のみなさんはこれからの未来の宇宙へ想像を膨らませておりました。

 最後に、山崎直子宇宙飛行士から届いたビデオメッセージを紹介しました。

 宇宙飛行士としての使命やこれからのミッションなどについて紹介した後、「宇宙への夢、そして挑戦する気持ちを忘れずに、みなさん一人ひとりが、この郡山市から羽ばたいていってくれることを応援しています。」との言葉が送られました。

第二部 サイエンスショー

 続いて第二部では、サイエンスコーディネーター山田ふしぎさんの登場です!

 山田さんは、宇宙に関する本や漫画などを手がけるほか、アニメの声優も務めるなど、幅広くご活躍しています。

 今回は、宇宙のふしぎについてクイズや実演などを交えて紹介していただきました。山田さんは、科学を伝えるのに、コミュニケーションを大切にしており、山田さんの楽しいトークに会場全体が一体となり盛り上がっていきました。

 子どもたちは、実験に参加したいと我こそはとステージに詰め寄っていました。

 最後に爆鳴気の実験を行いました。

 これは、透明なチューブに酸素と水素を混ぜた混合気体を入れて着火し、ロケットを打ち上げるときに使う燃料のエネルギーの凄さを体験するものです。

 着火の瞬間には大きな大きな音と光がチューブの中を広がっていき、参加者からは大きな歓声があがりました。

 科学館では10月末まで、「宇宙飛行士」をテーマとした特別企画を行っております。プラネタリウムの番組や実験ショーなど、様々な内容で宇宙について、宇宙飛行士について知ることができますので、ぜひみなさんも宇宙を身近に感じてください!