郡山市ふれあい科学館では、平成21年1月10日(土)にサイエンスセミナー「実験・工作名人大集合!!」を開催しました。
このセミナーは、小中学校の先生方や公民館・図書館などで科学指導に携わっている方を対象とした研修講座であり、授業等に役立つ実験や工作などの教材を提供しようというものです。
毎回のように「時間が短い」といったご意見をお寄せいただいておりましたので、今回は時間枠を拡大して開催しました。
まずは、当館スタッフによる「世界天文年2009」のご案内と、天体望遠鏡使用方法の解説です。
【サイエンスフラワー】
大越 清美 名人(郡山市少年少女発明クラブ指導員)
名人のトップは、大越 清美 名人です。湿度で色変わりする「サイエンスフラワー」を教えていただきました。
華麗かつ鮮烈に色が変化する様子に、参加した皆さんは驚きの声をあげていました。
【かんたんレンズカメラ】
橋本 向意 名人(郡山市立安積第一小学校)
橋本 向意 名人には、光の進路が分かる工作として「かんたんレンズカメラ」をご紹介いただきました。
工作の後は青写真の撮影です。当日は朝から雪雲のある天候でしたが、晴れ間が覗いたタイミングで撮影にチャレンジしました。
【月のみちかけモデル】
佐々木 清 名人(郡山市立明健中学校)
佐々木 清 名人は当講座ではお馴染みの名人です。今回は昨年のオリジナル工作「月の満ち欠けモデル」の改訂版を披露してくださいました。
まさに、全館企画「月の科学」にピッタリです!
作り甲斐のある工作に、参加者の皆さんも集中して取り組んでいました。
【100年前の実験に挑戦!】
岡田 努 名人(福島大学総合教育研究センター)
岡田 努 名人には、「100年前の実験に挑戦!〜100年前の理科読み物にみる人間と科学〜」と題して、実験と工作の両方を実演していただきました。
できあがったブーメランの飛び具合に一喜一憂する参加者の表情がとても印象的でした。
お昼休憩の時間には、福島大学の学生のみなさんによるサイエンスパフォーマンスが催され、セミナー参加者と意見を交換する場面もみられました。
今回のセミナーは、延長になったこともあり6時間を超える長時間での開催となりました。
終了後、参加者の皆さんに記入いただいたアンケート用紙には、「もっと長く…。」「楽しいだけでなく、学びがあった。」などのお言葉が…。驚きつつ喜んだスタッフ一同でした。
名人の皆さま、本当にありがとうございました。