【開催報告】科学へのかけ橋inスペースパーク 〜福高生によるサイエンス教室〜

 郡山市ふれあい科学館では、平成21年1月25日(日)に福島県立福島高等学校と連携して「科学へのかけ橋inスペースパーク〜福高生によるサイエンス教室〜」を開催しました。高校生のサイエンスコミュニケーション能力の向上を目的に、子どもや大人に科学の楽しさを伝えるため、高校生が7つの実験を紹介しました。

 事前に研修を積んできた高校生たち。開催当日、最初は恥じらいながら来館者と接していましたが、慣れるにつれ笑顔でそして堂々と、子どもから大人の方に説明をしておりました。

ゲルってなに?

衝撃を吸収する「αゲル」を使いながらゲルの性質を紹介したり、ゲルであるスライム作りを行いました。

定番メニューのスライムは、子どもたちに人気でした。

  

電池タワー〜土と豆腐と時々レモン〜

植木鉢や豆腐、そしてレモンが電池になってしまう実験を紹介。

いろいろ工夫しながら説明を行っていました。


放射線の秘密〜放射線を感じよう〜

大人でも難しい放射線に挑戦!ドライアイスを使った霧箱で、放射線の様子を観察しました。

放射線測定装置を使って、身近にあるものから放射線が出ている様子も観察しました。

ストローさんと吸盤さんによる大気圧実験

吸盤やパソコンを使いながら、大気圧について説明していました。

最初はなかなか人が立ち止まってくれませんでしたが、説明の仕方を工夫しながら改善し、楽しく大気圧について紹介していました。


酸アルカリ色のマジック

酢や温泉の水、炭酸水などのいろんな液体を集め、紫キャベツの煮汁を使って酸・アルカリの色変わり実験をしました。

色の変わる焼きそばも登場しましたが、青い麺は不気味で誰も試食はしませんでした。

ミラクルロケットを飛ばそう

この班は、女性だけのグループでチームワークもバッチリ。来館者への対応がすばらしい班でした。

開催時間前から、子どもたちを相手にミラクルロケット作りを始めました。完成してからの説明も楽しそうでした。


鏡をつくろう!

この班は、難しい化学反応を使った実験に挑戦。

液体を混ぜて、ビンの中が鏡のようになってしまうのには、皆さん驚いていました。館内を歩き回りながら参加者の呼び込みを頑張っていて、子どもたちに楽しく実験を紹介していました。




事前研修

科学館で自分たちはどんなことができるのか、その雰囲気を学ぶため、2008年10月26日に開催した新潟大学連携事業「科学技術へのいざない」に参加しました。

大学生がどのように来館者に接しているかを学びながら、交流を図りました。

2008年12月17日には、科学館の一員として活動するために接遇研修を行いました。

普段なじみの無い挨拶の仕方などの訓練や、当日発表する内容のリハーサルを行い、科学館職員が助言を行いました。人に伝える難しさを学んだようでした。