郡山市ふれあい科学館では、平成21年10月25日(日)に福島県立福島高等学校と連携して「科学へのかけ橋 in スペースパーク〜 福高生によるサイエンス教室〜」を開催しました。
今年で2回目の開催となるこの事業は、高校生のサイエンスコミュニケーション能力の向上を目的に、子どもや大人に科学の楽しさを伝えるために実施しています。今回は、高校生が6つの実験を紹介しました。
事前に研修を積んできた高校生たち。はじめは緊張しているようすでしたが、笑顔でそして堂々と、参加者の皆さんに科学の面白さを伝えておりました。
SBRとは、スーパーボールロケットの略です。ボールが落ちた時の衝撃がストローのロケットに伝わり、打ち上がります。
ボールの大きさによって飛び方が違うので、面白い動きに子どもから大人まで楽しんでいました。
難しい化学反応を使った実験ですが、テンポ良く説明を行っていました。
液体を混ぜて、ビンの中が鏡のようになると、皆さん驚いていました。
参加者がとぎれることがない、人気のコーナーでした。
偏光板は、目に見えない細いスリットの入った板ですが、この板を組み合わせて使い、セロテープを貼ると色が変化する不思議な板です。
偏光板を使って、壁があるように見えるのに物が通過する、魔法の小瓶を作っていました。
空気を飛ばす空気砲を作りました。空気の見えない弾で机にある的を倒していました。
また、煙を使って空気砲の空気の流れを説明していました。目に見えないものですが、工作を通じて楽しんでおりました。
ラーメンに紫キャベツから抽出した紫色の液をかけるとラーメンが緑色に!
ラーメンの麺には、鹹水(かんすい)が含まれています。これがアルカリ性なので、紫キャベツの紫色が緑色に変化します。
液体窒素は、マイナス196℃の液体です。この中にいろんな物を入れると一瞬で凍ってしまいます。
花やバナナ、マシュマロを入れて凍らせていました。実際にバナナで釘を打てるので、皆さんとても驚いていました。
10月2日には、科学館で活動するために接遇研修を行いました。普段なじみのない、あいさつや姿勢について学びました。
また、実際に行う実験について科学館職員が助言を行いました。
お客様に実験を演じる厳しさを学んだようでした。
自分たちはどんなことができるのか、その雰囲気を学ぶため、10月20日に開催した新潟大学連携事業「科学技術へのいざない」に参加しました。
大学生や先生から、科学を伝える楽しさを感じとっていたようでした。