郡山市ふれあい科学館では、平成22年9月18日(土)・19日(日)に新潟大学工学部と連携して、科学の実験を楽しく紹介しました。
新潟大学では、燃料電池について研究をしています。水素(気体)で電気を起こせることを、実際に体験しました。その電気で模型の自動車を動かしていました。
放射線は、身近にあるごく自然なもので、農業用の肥料や一部の服などからも出ています。計測器で実際に調べると、皆さん驚いていました。でも心配しないでくださいね。放射線が出るのは自然なことなのですから。
東北放射線科学センターの協力で、目で見ることができない放射線を、アルコールを冷やした霧箱で見てみました。はっきり見えるので、放射線の動きをじっくり観察していました。
おいしそうな「イクラ」というよりは、カラフルできれいな「イクラ」を作っていました。また、紙おむつになどに含まれる高吸水性ポリマーを使って、水を含ませ固める実験も行いました。
地震の被害のひとつ「液状化現象」を、実験を通じて体験しました。新潟で起きた地震の様子をパネルで紹介しながら、防災意識を高めていただきました。
難しい電子工作を、電子部品を生け花のように差し込んで簡単に作れる、楽しい工作で体験してもらいました。今回は、ホタルのように光る工作です。電子部品をたくさん使った、ちょっと贅沢な工作でした。
液体窒素を使って、ボールや花、キャベツ!?などを一瞬で凍らせてみました。凍ったキャベツを、手袋で握るとバラバラに砕けてしまいました。普段はなかなかできない体験です。
手回し発電機を使って電気を起こし、コンデンサにためておもちゃを走らせました。その他、協力な磁石を使い渦電流を発生させる電磁ブレーキの実験や、電気を有効に使えるLEDの電子工作も行いました。
偏光板は、目に見えない格子状になっており、ある一定方向の光を通します。2枚重ねて回転させると、透明になったり黒くなったりします。これにセロファンテープを貼ると色がついて、まるで万華鏡のようになります。とってもきれいな工作でした。
福島県立福島高校の生徒が、10月17日(日)に当館を活用してコミュニケーション能力を高める研修「科学の架け橋inスペースパーク」を開催します。その事前研修としてこのイベントに参加し、新潟大学の学生がどのように対応しているのかを学びました。この経験を本番に活かしてくださいね。