【開催報告】科学へのかけ橋 in スペースパーク 〜福高生によるサイエンス教室〜

 郡山市ふれあい科学館では、平成22年10月17日(日)に福島県立福島高等学校と連携して「科学へのかけ橋 in スペースパーク〜 福高生によるサイエンス教室〜」を開催しました。

 今年で3回目の開催となるこの事業は、高校生のサイエンスコミュニケーション能力の向上を目的に、多くの人に科学の楽しさを伝えるために実施しています。研修を積み重ねた高校生たちが、8つの実験を楽しく紹介しました。

紙ヒコーキがよく飛ぶわけ

紙飛行機が飛ぶ原理について、紙を折りながら説明し、実際に飛ばして実験しました。

また、いろいろな飛行機のペーパークラフトも展示して、飛ぶ原理を紹介していました。

  

にせものスイーツをつくろう

ポリウレタンを使って、本物のようなスイーツを作りました。ポリウレタンは、クッションや家の断熱材に使われている合成樹脂(プラスチックの一種)で身近なものです。ポリウレタンの性質を説明しながら実験を行っていました。


スライムボール

スライムとは何なのか、説明をしながら実験しました。この実験では、スーパーボールのようなスライムを作る予定でしたが、固まるまで時間がかかるので、お土産に弾むスライムをプレゼントしました。

みぢかなでんち

レモンなど身近なものが電池になってしまう実験を紹介しました。

説明した内容が上手く参加者に伝わると、拍手が起きていました。


カラフルなイクラをつくってみよう !

皆さんが食べているイクラは、本当は偽物かもしれません。そんな本物そっくりな!?イクラやカラフルなイクラを作りました。

どうしてイクラのようなものが出来るのか、説明しながら実験しました。

はずむ!シャボン玉

シャボン玉は、触るとすぐ割れてしまいますが、ある方法を使うと触れます。

ちょっと難しい内容でしたが、実験しながらシャボン玉に触っていました。


色がかわる!?魔法のホットケーキ

酸性・中性・アルカリ性の液性について説明しながら、紫芋の粉をまぜたホットケーキを作りました。紫芋の粉は液性を見分けることができます。ホットケーキにレモン汁などをかけると色が変化する、おいしい実験でした。

科学の力で水の上を歩こう!!

ダイラタンシーと呼ばれる不思議な液体?は、ゆっくり力をかけると液体のようで、早く力をかけると個体のようになります。この上で素早く足踏みすると、沈まずにいられます。高校生が体をはった体力勝負の実験を披露しました。



事前研修

9月30日には、科学館で活動するために接遇研修を行いました。あいさつの仕方や姿勢、笑顔の作り方について学びました。

その後、実際に行う実験について、科学館職員が助言を行いました。

自分たちが行う雰囲気を学ぶため、9月18日に開催した新潟大学連携事業「科学技術へのいざない」に参加しました。

大学生や先生から、科学を伝える楽しさを感じとっていたようでした。