【開催報告】子ども夢ワークショップ みんなで工作「新エネルギーを考えよう〜燃料電池〜」

 郡山市ふれあい科学館では、夏休み期間中「わくわくスペースパークの夏!」と題し様々なイベントを行っています。

 平成23年7月23日(土)に、NPOエコテクみらい研究所・株式会社プラスエムのご協力により、子ども夢ワークショップ みんなで工作「新エネルギーを考えよう〜燃料電池〜」を開催しました。講師の寺木秀一先生は、郡山市生まれということもあり、被災した郡山へ何か支援がしたいとうことから、この講座を実施することになりました。

 震災以降、電力不足が騒がれており、太陽光発電など新エネルギーについて話題となっております。手回し発電機を使って発電の原理や、電気が光・動力・音などに変わっていくエネルギーの変換や、発電時にエネルギーが失われていくことを実験しながら学びました。

 その後、身近なもので燃料電池を作りました。完成後、手回し発電機で水素と酸素を電気分解でつくりだし、その水素と酸素を使って発電し、電子オルゴールなどでその様子を確かめました。しかし、あっと言う間に発電しなくなってしまうので、手回し発電による電気分解と燃料電池の発電を何度も繰り返し行っていました。

 燃料電池は実用化されていますが、効率よく発電できるものはまだまだ研究段階です。「皆さんが大きくなったら、効率よく発電できるものを開発してください!」と先生からのメッセージでした。

 寺木先生、そしてNPOエコテクみらい研究所のスタッフの皆さん、遠くから郡山までお越しいただきありがとうございました。


 寺木先生は郡山市生まれ。地元郡山の話題で盛り上がりました。震災の前日は二本松市で講座を行っており、震災の日は、郡山にいたそうです。


 身近な材料で燃料電池を作りました。その発電を、電子オルゴールやLED、モータなどで実験しました。子どもたちは楽しみながら、燃料電池について学んでいました。