郡山市ふれあい科学館では平成24年8月25日(土)に、特別講演会「南米チリにつくっているアルマ宇宙望遠鏡」を開催しました。
今回は、元郡山市在住で、現在は国立天文台チリ観測所でアルマ望遠鏡に携わっている、宮川広先生にはるばるお越しいただきました。「ぜひ第2の故郷である郡山のみなさんにご紹介できれば!」と、お忙しいところを駆けつけてくださいました。
宮川先生は、南米チリで作られている「アルマ望遠鏡」にエンジニアとして携わられています。電波望遠鏡の仕組みや、どのような性能で宇宙の何が分かるかを熟知されたスペシャリストです。
今回は、「そもそもアルマ望遠鏡とは?」といったところや、「チリはどのようなところで、なぜそこにつくろうとしているのか?」ということについて、写真を数多く交えながら、非常に分かりやすく紹介していただきました。
なかなか難しく感じる「電波望遠鏡」ですが、その仕組みや、なぜ大きくつくろうとしているのか、そして今回「究極」といわれる理由など、とても分かりやすく紹介してくださいました。
さっそくアルマ望遠鏡で分かった宇宙の謎についても、紹介していただきました。
今後の本格稼働に向けて大忙しとのことですが、完成した時に分かる宇宙のいろいろな秘密に、期待も大きくなります。講演会後には、参加された多くの方から質問が寄せられました。
宮川先生、今日は壮大な、そして夢のあるお話をどうもありがとうございました!
また、アルマ望遠鏡が今後発見するさまざまな宇宙の謎に、みなさん注目してくださいね。