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【開催報告】ALMA望遠鏡でわかる宇宙のなぞ

 郡山市ふれあい科学館では2013年3月17日(日)に、特別企画「ALMA望遠鏡でわかる宇宙のなぞ」を開催しました。

 昨年8月に続き、元郡山市在住で、現在は国立天文台チリ観測所でALMA(アルマ)望遠鏡に携わっている、宮川広先生にお越しいただきました。今回は、プラネタリウム一般番組 特別版でのゲスト解説と特別講演会を開催して、みなさんに「究極の望遠鏡」と言われるALMA望遠鏡について紹介いただきました。


プラネタリウム一般番組 特別版「南天星座めぐり 〜南米・チリのALMA望遠鏡に出かけよう〜」

 プラネタリウム一般番組の特別版では、宮川さんから、郡山でみた星空と、ALMA望遠鏡のあるチリでみた星空の違いや見どころ、そして魅力についてご紹介いただきました。

 天の川の暗黒部分が非常にはっきりとみられることや、インカ帝国では星のない部分を動物に見立てて星空を見上げていたこと、星座や月の模様の向きが日本とは反対に見上げられることをご紹介いただきました。

 ALMA望遠鏡の風景のもとで、望遠鏡の紹介や、これからわかる宇宙の謎についてもお話いただきました。


特別講演会「南米・チリで動き始めたALMA望遠鏡」

 特別講演会では、より詳しく「電波望遠鏡」の仕組みや宇宙を調べる方法、「究極」と呼ばれる理由などについてご紹介いただきました。

 標高5000mでの建設の様子や、南米チリでの生活など、宮川さんの体験をもとにした話題に、多くの方から質問が出ました。

 ALMA望遠鏡による最新の成果についてもご紹介いただき、今後の「視力6000」で発見される宇宙の謎に、とても期待が高まる講演となりました。


 

 宮川先生、今回も素敵なお話をどうもありがとうございました!

 みなさんも、これからのALMA望遠鏡の活躍にぜひご注目ください。