【開催報告】産総研キャラバン2014 こおりやま

 郡山市ふれあい科学館では2014年2月8日(土)〜9日(日)に、独立行政法人 産業技術総合研究所(産総研)と連携し、「産総研キャラバン2014 こおりやま」を開催しました。産総研で研究している技術の一端を体験型の展示や工作教室で体験いただきました。
 産総研キャラバンは、年数回全国で開催されている催しですが、4月より郡山市に産総研の「福島再生可能エネルギー研究所」が開所します。その開所を記念して今年は、郡山での開催となりました。
 開催当日は、記録的な豪雪となりました。足場の悪い中、ご来館いただいた来館者の皆さま、大変ありがとうございました。


デモンストレーション

 ヒューマノイドロボット「HRP-2」は、2本の足で歩く人間型ロボットです。地元福島の踊り「会津磐梯山」の男踊りと女踊りを披露しました。しなやかに踊る姿にみなさん驚いていました。また、自分で横に寝そべって立ち上がる姿にも驚いていました。
 連結型パーソナルモビリティは、ある目標物を設定すると自動的に追従して動く追従型の車いすです。車いす2台を連結して動かすデモンストレーションを行いました。この技術を車などに搭載して安全に利用できるシステムも研究しています。


体験コーナー

 当館でもおなじみのアザラシ型ロボット「パロ」をだっこできるコーナーや、力を入れた時に筋肉に流れる電気「筋電」を、センサーで読み取り電車を走らせたり、1mという長さを再確認するコーナーなどで様々な技術などを体験しました。


工作コーナー

 偏光フィルムで作る偏光万華鏡、不思議なモアレ模様のペン立て、ポップアップカードなどの工作を体験しました。産総研のスタッフの皆さんに優しく説明いただき、参加者の皆さんは無事完成させていました。


移動地質標本館

 この会場では、福島県の火山の分布や、福島県の地形などのデータの展示がありました。会津磐梯山の立体模型にプロジェクターを当て地形データなどを紹介していました。また、3Dメガネで日本の地形や化石を覗いたりしました。
 化石や鉱物の標本展示もあり、福島県石川町で採取された大きな水晶も展示してありました。
 その他、地質の写真で作るしおりや、砂を観察してカードを作りました。


ご来館いただいた皆様、産総研の研究内容をご理解いただけましたでしょうか?4月から郡山にも研究所が開設されますので、身近な存在になりますね。
産総研のスタッフの皆さま、遠くからお越しいただき、楽しい体験や工作の実施ありがとうございました。