郡山市ふれあい科学館では、2014年2月23日(日)に、アカデミア・コンソーシアムふくしま・ふくしまサイエンスぷらっとフォームと連携して、「集まれ!科学だいすきっず!! in スペースパーク」を開催しました。アカデミア・コンソーシアムふくしまは、ふくしまの未来を拓く人材の育成を目指しており、県内の大学等が連携して共同教育プログラムを実施しています。
大学生のプレゼンテーション能力やコミュニケーション能力などを高めるため、学生が自ら企画し科学体験教室を開催しました。今回は、郡山女子大学、日本大学工学部、福島大学の学生10名が参加し、事前研修を行った後、科学の実験や工作の指導を行いました。
当館伊東館長からのあいさつの後、福島大学 准教授 岡田努先生と、郡山女子大学 准教授 佐藤典子先生から今日の活動の趣旨や心構えなどの説明がありました。
また、今日一日お客様と接するので、接客マナーとして当館スペースクルーから接遇研修を受けました。普段使い慣れないあいさつの言葉や、お辞儀の角度などを研修しました。
実験や工作の実演では、郡山女子大学が「味覚発見!好みの甘さ調べ!」「味覚探検!ミラクルフルーツの不思議」、日本大学工学部と福島大学が共同で「ドラゴンフライヤー」を実施しました。
「味覚発見!好みの甘さ調べ!」では、乳酸飲料の原液を水で好みの濃さに薄め普段飲んでいる飲料にどれぐらい砂糖が入っているのか、糖度計を使って調べてみました。甘すぎた方注意しましょう。また、この結果を年代別にグラフを使い調査し、甘さの好みの傾向を展示していました。
「味覚探検!ミラクルフルーツの不思議」では、酸っぱいものが甘く感じる味覚に変わってしまう実を食べて、実際にその効果を調べました。酸っぱいレモンを普通にかじっている様子は、見ている方が、酸っぱく感じてしまうほどでした。また、珍しい果物のカードをボードに貼って、どのフルーツが食べたいか、人気投票も行っていました。
「ドラゴンフライヤー」は、輪ゴムの力を使って飛んでいく竹トンボ。少し難しい工作ですが、学生のみなさんがやさしく指導していました。このブースは、2つの大学が共同で行っていたので、お互いに交流も深めていたようです。そして、作り方など改良しながらお互い刺激を受けながら実施していました。
最後に、今後の活動に活かすため本日の活動のふりかえりを行いました。まずは、参加した大学生から今日の感想と反省、そしてお互いの活動について評価しました。
その後、当館館長、岡田努先生、佐藤典子先生から講評をいただきました。さすが経験を積んだ大学生です。3人からお褒めの言葉をいただきました。
何度か実践を踏まえてきた大学生。さすがです!今後も能力を高め、経験を積み良い人財となって育っていくことを願っています。