郡山市ふれあい科学館では2015年度の科学技術週間に合わせて、2015年4月19日(日)に、科学技術週間 「一家に1枚 くすりの形」ポスター解説ミニ講座を開催いたしました。
今回は、くすりの形(薬の成分の化学構造)をテーマにポスターが作成されました。さまざまな病気やけがに対して、私たちはさまざまな薬を使いますが、その効用や味、色の違いは、化学構造の違いに由来しています。化学構造というと、大人でも苦手な方が多いですが、このポスターでは、昔の人たちが夜空の星々から星座を連想したように、化学構造から連想されたかわいらしいイラストも描かれていて、化学が苦手な方でも楽しく見られるように工夫されています。病気やけがなど、ネガティブなイメージの強い薬ですが、ふだんお世話になっている薬がどんな形をしているのか、興味をもっていただければと思います。
実験では、薬が作用するところを体験するために、色水、洗濯のり、ホウ砂溶液を混ぜてスライムになっていく過程を化学構造に注目しながら実験しました。スライムを作ったことのある方も、水がこぼれなくなったり、ぷよぷよした手触りになるのはどうしてなのか、その理由である化学構造の変化を知って、より興味をもっていただけた様子でした。
科学館では引き続き「一家に1枚 くすりの形」ポスターの無料配布を行っております。数には限りがありますので、興味のある方はお早めに科学館へお越しください。