【開催報告】科学ゼミナール「実験しよう!火山のヒ・ミ・ツ」

 郡山市ふれあい科学館では磐梯山噴火記念館と連携し、科学ゼミナール「実験しよう!火山のヒ・ミ・ツ」 を2016年1月17日(日)に開催しました。


 今回の講師は、磐梯山噴火記念館の佐藤 公 副館長です。講座には小学生23名とその保護者の方に参加いただきました。

 最初は、噴火する山と噴火しない山というお話から始まりました。主な山のでき方として「おされてできる山」「地震でできる山」を模型で実験して、こうした山は「火山」にならないことが分かりました。


 では、「火山」はどうやってできるのか、こちらも模型の実験で再現しました。きなこを山盛りにして作った山の下から、小麦粉を水でこねて赤く染めたものをマグマに見立てて押し出し、無事にみんな火山模型を噴火させることができました。

 その際に、小麦粉に加える水の量を変えて、噴火したマグマがどのように動くかを比べる実験も併せて行いました。


 そのほか、歯医者さんで歯の型をとる際に使う「歯科印象材」で「成層火山」を作る実験を行いました。4〜5人の班になって、歯科印象材で作った火山模型の下から、様々な色の歯科印象材で順番に噴火させ、4〜5色の層となった火山ができあがりました。粘土のヘラを使って、できた火山を真っ二つに切ると、班ごとに様々な重なり方をした成層火山が見られました。

 また、防災に関するお話もあり、地域によって起こりやすい災害は異なるため、自分が生活する地域ではどのような災害が起こりやすいか、また、その災害が起きた時にはどのようにふるまえばよいのか、普段から知っておくことが大切だと教わりました。


 今回は「火山」をテーマにした講座でした。佐藤先生、楽しい講座を本当にありがとうございました。