郡山市ふれあい科学館では2016年7月23日(土)に、郡山市の理科作品展などの自由研究の審査に長年取り組んでいる小学校の先生(郡山市小学校教育研究会 理科研究部「科学する心を育てるプロジェクト委員会」)との連携により、「理科大好き!自由研究講座」を開催しました。
1・2年生向けの講師は、山口弘先生(小泉小学校)と横田俊徳先生(穂積小学校)でした。今回は、誰もが作って飛ばした経験がある「紙ヒコーキ」を題材にして、自由研究への取り組み方についてお話をいただきました。
同じ折り方でも、「紙の種類」や「紙の大きさ」によって、飛び方に大きな違いがでてきます。参加者の皆さんは、実際に「紙の種類(5種類=コピー用紙・新聞紙・厚紙・広告紙・和紙)」と「紙の大きさ(2種類=B5・B4)」の違う紙ヒコーキをいくつも作りました。次に、広い空間の別会場で飛ばす実験を繰り返し、記録を丁寧にとることによって、実験結果をまとめていくことの大切さを学ぶことができたようです。
実験の合間に、過去の入賞作品を参加者にご覧いただきました。保護者の方は過去の作品から、まとめ方をじっくり学んでいたようでした。ぜひ参考にして挑戦してみてくださいね。
3〜6年生向けの講師は、樽井佳子先生(宮城小学校)と小野一豊先生(東芳小学校)でした。身近にある液体には酸性・中性・アルカリ性があり、その見分け方についての自由研究を紹介していただきました。用意したパレットに、クエン酸・塩・重曹の水溶液、さらに、食酢・アルコール・虫に刺された時に使用される薬の6種類を入れました。
その中に、それぞれ紫キャベツの煮汁を入れると液性によって色が変わる実験を行いました。実験前に予想を立て、実験を行った後の結果の記入の仕方、そして、まとめ方のコツなども、実際の実験を通して具体的に説明いただきました。
実験の後は、実際に皆さんにテーマを決めていただき、実験の方法や流れなどワークシートに記入し計画を立てていきました。多くの参加者がテーマを決め、先生からの助言をもとに自由研究を進めようと意気込んでいました。
ぜひ、頑張って良い作品を完成させてくださいね。
自由研究をまとめるのは大変ですが、保護者の方などと一緒に取り組んでみてください。まずは夏休みの思い出づくりと思い、軽い気持ちで楽しんで取り組んでみることが大切なのではと感じました。