【開催報告】小中学生・高校生のための科学技術へのいざない

 郡山市ふれあい科学館では2016年10月29日(土)に、新潟大学工学部とともに、大学が研究している工学の世界や科学の楽しさを紹介する「小中学生・高校生のための科学技術へのいざない」を開催しました。

 当日は、大学の先生方や学生が、全部で8つのコースを設定して、来館した多くのお客様に科学の楽しさを体験していただきました。


コース1: 水を利用してエネルギーをためる

 水素で作った電気は、次世代のエコなエネルギーとして注目されています。主に自動車分野に注目されている、この分野の最先端技術を紹介しました。

コース2(その1): 身の回りの放射線を測定しよう(東北放射線科学センター)

 測定機器を使って、身近なものから出ている放射線を測り、どんな種類の放射線があり、どのようなものが遮断するのかを紹介しました。

コース2(その2): α線って、どんなもの?(東北放射線科学センター)

 霧箱という放射線が見える装置を使って、α線などの放射線の飛んだ軌跡を、実際に見て確かめてもらい、その原理を解説しました。

コース3: カラフルでキラキラなスーパーボールをつくってみよう

 加熱すると変形する素材から、温度を加えながら手作りのスーパーボールを作りました。また、それを使って実験してゴムの性質や弾性を学んでもらいました。

コース4: 砂のふしぎと液状化

 地震の際に起きる「液状化現象」を装置を使って実験しました。そして実験の後、どうして液状化現象が起きるのかを解説しました。

コース5: 厚紙イヤホンを作って、骨で音を聞いてみよう

 音の振動をぐるぐる巻きの電線に伝え、それを額に当てると、振動が骨から耳に届いて、頭に直接、音が聞こえる「骨伝導」という現象を体験してもらいました。

コース6: 凍っちゃうよ〜冷たい世界と不思議な超伝導

 マイナス196℃の液体窒素を使って、超低温で花やボールを凍らせるとどうなるかや、さらに低温で起きる超伝導という現象を体験してもらいました。

コース7: 偏光板を使って万華鏡を作ろう

 特定の方向だけ光を通す性質の「偏光板」と、セロハンテープを光が通った際に偏光の状態が変わるのを利用して、いろいろな色が見える万華鏡を作りました。

コース8: ゆびごま(科学館)

 バランスをとる「やじろべえ」と回転する「こま」を掛け合わせて、指のうえでバランスを取りながら回転する「ゆびごま」を作りました。