郡山市ふれあい科学館では2017年7月22日(土)に、郡山市の理科作品展などの自由研究の審査に長年取り組んでいる小学校の先生(郡山市小学校教育研究会 理科研究部「科学する心を育てるプロジェクト委員会」)との連携により、「理科大好き!自由研究講座」を開催しました。
1・2年生向けの講師は、横田俊徳先生(穂積小学校)と橋本向意先生(守山小学校)とでした。今回は、誰もが遊んだことのある「風車」を題材にして、自由研究への取り組み方についてお話をいただきました。
今回の「風車」は、紙コップと竹串、ストロー等を材料にして作製しました。実際に作った風車で実験してみると、同じ紙コップを使っても、「切り込みの長さ」や「羽のねじり方」等で、回り方が大きく変わってきます。
「より速く回すには、どのような工夫をすればい良いのだろう。」を親子で相談し合いながら、羽の長さを長くしたり、紙コップの大きさを変えてみたりと、様々に工夫し合いながら、いくつも「風車」を作って、実験を繰り返し、データを取ることができました。
最後に、実験で得たデータをどのようにまとめると良いのかなどについて、学び、楽しい時間はあっという間に過ぎてしまいました。ぜひ、頑張って良い作品を完成させてくださいね。
3〜6年生向けの講師は、宍戸智紀先生(芳山小学校)と樽井佳子先生(宮城小学校)とでした。今回は、毎日使用している「紙」を使って、紙の強度を高めるための方法について、実験を交えながらお話をいただきました。
最初に、紙の強度を高めるための二通りの方法について、宍戸先生から説明があり、それをもとに、親子で相談し合って実験方法を選択し、互いに協力し合いながら実験を進めていただきました。「紙の折る回数」や「輪っか」の形を変えることで、実験結果が大きく変わってしまうのですが、その結果を、上手に表にまとめながら進めている様子に、講師の先生方からのお褒めの言葉が多く聞かれました。参加者の皆さんの自由研究への意欲がひしひしと伝わってきました。
実験の合間に、過去の入賞作品をご覧いただきました。保護者の皆さんは、どのようなまとめ方をすれば良いのかをじっくり学んでいたようでした。ぜひ参考にしていただき、自由研究に挑戦してほしいと思います。
自由研究に取り組み、一つの作品として仕上げることは大変だと思いますが、まずは夏休みの親子の楽しい思い出づくりとして取り組んでいただければと思います。自由研究に取り組むことで、きっと親子の絆が深まることでしょう。