郡山市ふれあい科学館では、H-IIAロケット37号機による気候変動観測衛星「しきさい」(GCOM-C) 及び、超低高度衛星技術試験機「つばめ」(SLATS) 打ち上げの模様を、22階 展望ロビーでライブ中継(パブリックビューイング)しました。
2017年12月23日(日)10:26、人工衛星「しきさい」「つばめ」を載せたH-IIAロケット37号機が発射すると、会場に集まった皆さんから歓声があがりました。
ロケットは、高度約800kmへ到達すると、気候変動観測衛星「しきさい」を分離しました。その後、「つばめ」を載せた「アダプタ」という部分を高度約480kmに向けて、ロケットから分離しました。「アダプタ」が高度約480kmへ到達すると、「つばめ」を運用する高度268km〜180kmへ向けて、「つばめ」本体を分離しました。
「しきさい」は、大気、海洋、陸、雪氷といった地球全体を、長期間(10〜15年)観測することによって、水循環や気候変動の監視とそのメカニズムを解明することが期待されています。また、「つばめ」は、従来の人工衛星よりも低高度で衛星を運用する技術を確立するため、さまざまな実験を行います。
これからも「しきさい」「つばめ」のミッションを応援しましょう!