郡山市ふれあい科学館では、日本大学工学部にご協力いただき、科学ゼミナール「橋をつくろう!」を2018年1月28日(日)に開催しました。
講師には、日本大学工学部土木工学科の笠野 英行 先生をお迎えしました。先生は、橋梁工学をはじめ、構造力学を研究されています。
はじめに、先生から橋の種類や特徴、また、日本や世界の特徴的な橋や珍しい橋についてお話がありました。講座開催時点で世界最長の吊り橋である、日本の明石海峡大橋、また、珍しい橋として山口県の錦帯橋や山梨県の猿橋などが紹介されました。
実験では、最初にまっすぐな橋、直角に曲がった橋、アーチ状の橋の3種類を厚紙でつくり、どの橋がより多くのおもりに耐えられるか実験しました。参加者の皆さんは真剣に取り組み、アーチ状の橋が強いことが分かりました。
続いては、1つめの実験や先生のお話をふまえて、粘土を使った強い橋づくりに挑戦しました。橋の種類や形などは各人の自由としたため、それぞれ個性的な橋ができあがりました。自分の橋の上に線路を敷いて、おもちゃの電車が橋を渡ると、参加者の皆さんは感慨深く見守っていました。
最後に、発泡スチロールを使ったアーチ橋づくりに挑戦しました。厚みのある台形の発泡スチロールを両端から1つずつ両面テープでつなげます。一番最後に真ん中のキーストーンと呼ばれる部分をはめて、完成させました。発泡スチロール製ですが、上から多少圧したくらいでは、びくともしませんでした。
笠野 英行 先生、楽しく分かりやすい講座を本当にありがとうございました。