郡山市ふれあい科学館では、株式会社 富士通コンピュータテクノロジーズと連携して「震災復興支援 家族ロボット教室」を2018年2月25日(日)に開催しました。
株式会社 富士通コンピュータテクノロジーズは、富士通グループでさまざまな「ものづくり」を行っている企業です。震災復興支援として郡山でものづくりの楽しさを伝えたいとの思いから、今回の開催となりました。
会場では、株式会社 富士通コンピュータテクノロジーズをはじめ、富士通グループの皆様、そして、福島工業高等専門学校の先生と学生の皆様にトレーナーとして指導していただきました。
まずは、ロボットの機体作りです。今回は、自律型ロボット「教育用レゴ マインドストーム」を使用して車輪で動くロボットを製作しました。完成すると、次のロボットを動かす段階で支障がないように、「車検」と呼ばれるチェックをトレーナーの皆さんにしてもらいました。
続いて、ロボットの動きを作るプログラミングです。「右に曲がる」「ジグザグに進む」など、基本的な動きのプログラムをタブレットのソフトで作りました。ロボットの車輪の進む速さや時間などを指定するのですが、思い通りに動かすのは難しいようでした。参加者の皆さんは試行錯誤を繰り返して、次第にコツをつかんでいきました。
最後に、ライントレースという黒い線のコースをなぞる競走を行いました。黒い線をスタートからゴールまで、できるだけ速く移動するというシンプルなルールですが、プログラムでそれを作るのは、なかなか大変です。参加者の皆さんは夢中になって調整・動作確認の作業を繰り返していました。その結果、本番では皆さん好成績で、ほとんど数秒差の接戦となり、「もっと調整してまたやりたい!」といった声も多数聞かれました。
協力ただいた株式会社 富士通コンピュータテクノロジーズと富士通グループの皆様、そして、福島工業高等専門学校の皆様、本当にありがとうございました。