郡山市ふれあい科学館では、郡山市立美術館と連携し、「アニメのしくみを体験しよう!&かんたん、びっくり!写真をオリジナルの絵にしよう」を2018年3月4日(日)に開催しました。
講師には、郡山市立美術館の菅野洋人さん、富岡進一さん、新田量子さんをお迎えし、さらに当館職員も加わることで、美術と科学の二つの視点から講座を行いました。
1部は「アニメのしくみを体験しよう!」です。はじめに、当館職員から、アニメがどのように作られているのかを説明しました。何枚もの絵が組み合わさって、動いて見えるということを学びました。
工作では、菅野さんが講師となり、「ゾートロープ」を作りました。「ゾートロープ」は、何枚もの絵を回転させ、スリットから覗くことでアニメーションのように動いてみえる工作です。
今回はビー玉でこまのように回すタイプとゴムをねじって回すタイプの2種類を作りました。参加者のみなさんは、オリジナルのアニメーションをじっくり考えてから絵を描き、自分の作品に満足している様子でした。
2部では、「かんたん、びっくり!写真をオリジナルの絵にしよう」と題し、富岡さん、新田さんが講師となり、オリジナルの絵画を作りました。
あらかじめ、カラーレーザープリンターで印刷をしたモノクロの写真に、ジェルメディウムという画材で、キャンバスボードに接着し、さらに1日乾燥させたものを準備しました。
参加者のみなさんには、こちらを最初に配付し、水を使って接着した紙を削る作業から始まりました。布巾や指でこすっていくと徐々に絵があらわれ、驚いた様子でした。きれいに削り終わると、色付けです。みなさん、思い思いの色を塗っていき、素敵な作品が完成しました。
最後に、なぜこのように転写されたのかを、当館職員より解説を行いました。市販の道具でも簡単にできますので、お家でも試してみてくださいね。
菅野さん、富岡さん、新田さん、楽しく分かりやすい講座を本当にありがとうございました。