【第1回 「まわりの石や鉱物を見てみよう!」 開催報告】

2004/05/20


 郡山市ふれあい科学館では、平成16年5月15日(土)に科学ゼミナール「おもしろ科学びっくり箱 -まわりの石や鉱物を見てみよう!- 」を開催しました。
 「おもしろ科学びっくり箱」は福島大学との連携事業として行うもので、平成16年度は全8回を予定しています。第1回の講師は福島大学の長橋 良隆(ながはし よしたか)助教授です。
 今回は「鉱物」をテーマに、身近な石や砂を顕微鏡で観察したり、街の中で使われている石を観察したりと、普段はなかなかできない体験をしながら、科学のおもしろさに触れてもらいました。

 始めに長橋先生から火山やその周りでできる鉱物についてお話がありました。火山で作られた鉱物が、私たちの身の回りにはたくさんあるのです。

 長橋先生と一緒に、街へ石の観察に出かけました。
 いつもは何気なく見ているJR郡山駅前の石のオブジェも、よく見ると細かい鉱物がたくさんつまっています。これは「花コウ岩」です。

 この壁は「安山岩」で出来ています。
 いろいろな石を見たり触ったりするうちに、みなさんもいつの間にか石の見分け方が身についたようでした。

 顕微鏡での観察のやり方は、福島大学の学生である真尾(ましお)さんが教えてくれました。
 鉱物サンプルをテキストの図や写真と見比べて鑑定をします。
 みなさんは色も形もさまざまできれいな鉱物に見入っていました。

 みなさんが持ち寄った石や砂も鉱物鑑定しました。中には先生が見てもすぐには分からないものを持って来た人も。
 参加したみなさんは「石」を見る目が変わったのではないでしょうか? これからもぜひ観察を続けてみてくださいね。