【第3回 「木から歴史を知る」 開催報告】

2004/07/09


 郡山市ふれあい科学館では、平成16年7月3日(土)に科学ゼミナール「おもしろ科学びっくり箱 -木から歴史を知る- 」を開催しました。第3回の講師は福島大学の木村 勝彦(きむら かつひこ)助教授です。
 年輪を調べると何が分かるか、大学でも行われる実習にチャレンジしながら、木の科学のおもしろさに触れてもらいました。

 初めに講師の木村先生から「木の年輪を調べると、どんなことが分かるか」についてお話がありました。

 年輪からは、昔どんなことがあったかなど、歴史も分かってしまうそうです。木の年齢が分かるだけではないのですね。

 みなさんも、木についていろいろと新しい発見があったようでした。

 実習に入る前に、みんなで木の幹の年輪を観察しました。この屋久杉はずいぶん大きい木だったようですね。

 実体顕微鏡を使ってスギとブナの年輪を見比べました。細く切った木のサンプルを観察すると、どちらが木の内側が外側かも分かります。

 顕微鏡で年輪の幅を測って折れ線グラフにまとめ、木がいつ切られたのかを調べました。

 この実習は、なんと大学生向けなんだそうです。グラフを完成させた小学生のみなさんの頑張りに、拍手!