【第5回 「たねの形と仕組み」 開催報告】

2004/11/02


 郡山市ふれあい科学館では、平成16年10月30日(土)に科学ゼミナール「おもしろ科学びっくり箱 -たねの形と仕組み- 」を開催しました。第5回の講師は福島大学の黒沢 高秀(くろさわ たかひで)助教授です。
 「ひっつきむし」とも呼ばれる、服などにくっつく種子を集めて調べるという実習をとおして、植物の科学のおもしろさに触れてもらいました。

 講師の黒沢先生が見せてくれたのは、たねがいっぱいくっついた上着でした。みんなもこうやって、たねを集めよう!

 科学館の近くを流れる逢瀬川まで出かけて草むらを歩きました。服にたねはくっついたかな?

 くっついたたねを集めます。こんなにあったら数えるの大変!という人も、周りの人に手伝ってもらって一生懸命集めました。

 たねは顕微鏡で形を観察してから、図鑑で名前を調べました。そして、体のどの部分に、どのたねが、何個ついていたか、をノートにまとめました。

 集まったたねは5,000個を超えました。中でもコセンダングサとヒナタイノコズチが多かったようです。

 植物は遠くまで仲間を増やすためにいろいろと工夫していますが、動物にくっついて種が運ばれるのも一つの方法なのだそうです。