【第7回 「すきすきの星の世界, 混み混みの銀河の世界」 開催報告】

2004/12/24


 郡山市ふれあい科学館では、平成16年12月18日(土)に科学ゼミナール「おもしろ科学びっくり箱 -すきすきの星の世界, 混み混みの銀河の世界- 」を開催しました。第7回の講師は福島大学の中村 泰久(なかむら やすひさ)教授です。
 私たちの銀河系も含まれる銀河の集まり「局部銀河群」の模型を作るという実習をとおして、星や銀河の世界に触れてもらいました。

 講師の中村先生から、まず星の集団「銀河」についてお話がありました。私たちの太陽系も銀河の一つに含まれています。

 私たちのご近所の17個の銀河の立体地図を作ってみましょう。

 銀河の形はスチロールで作ります。私たちの銀河が直径2センチメートルだったとすると、近くの銀河は直径数ミリメートルしかないそうです。みんな小さな銀河を刻むのに必死になっていました。

 

 発泡スチロールの台に竹ひごを刺して、その上に作った銀河を乗せていきます。上級生と下級生、それに福島大学の学生さんや大人も手伝って、みんなで協力してグループごとに模型を完成させました。

 完成した模型を見ると、銀河の世界はけっこう混みあっていることが分かります。これだと銀河同士は衝突することがあることも分かります。

 最後に中村先生から星の世界についてのクイズです。

 もし太陽が直径2センチメートルで科学館にあったとすると、お隣の星は約600キローメートル先にあることになります。星の世界はとても空いていて、星同士がぶつかることはなさそうです。