郡山市ふれあい科学館では、福島大学との連携事業「おもしろ科学びっくり箱」を昨年に引き続き開催しております。
今年度の第1回目は、平成20年6月15日(日)に人間発達文化学類准教授 中村 恵子(なかむら けいこ)先生と学生2名をお招きし、「たべる科学(1) 〜いろいろな味を感じてみよう!〜」を開催いたしました。
中村先生は、調理学が専門分野で、ケーキやクッキー等の膨化食品の膨化メカニズムと気孔構造(すだち、きめ)の形成に関する研究や、電子レンジ調理やIH調理器に関する研究などを行っています。
今回は、5基本味(塩味、甘味、苦味、酸味、うま味)を味わいながら、おいしさに影響する香りやテクスチャー(口ざわり、口溶けなど)について確認したり、実際にグミキャンディーを作り、固さや香りで味の感じ方の違いを体験しました。
はじめに5つの基本の味を実際に少量食べてみて味覚テストを行いました。
塩で塩味、黒砂糖で甘味、チョコレートで苦味、レモンの輪切りで酸味、最後に鰹節でだしをとりそのだし汁を飲んでうま味を感じました。
味を感じる速さや、舌の場所で感じ方の違いを学びました。
グミキャンディーを作る作業では、3種類の味(オレンジ、グレープ、リンゴ)をテーブルのお友達と相談して選び、材料を混ぜて湯せんをします。
温度計で測りながらゼラチンを溶かし、型に流し込みます。出来上がったグミキャンディーはとても硬くて、型の牛乳パックから苦労して取り外しました。
最後に、お花や動物などの形で型ぬきをして完成です。みなさんうまくできたようで、とても満足そうでした。