郡山市ふれあい科学館では、福島大学との連携事業「おもしろ科学びっくり箱」を昨年に引き続き開催しております。
今年度の第1回目は、福島大学人間発達文化学類准教授 渡邊 晃一(わたなべ こういち)先生を講師にお迎えし、「びっくりトリックアート箱」と題して、平成23年6月18日(土)に開催いたしました。
はじめに、遠近法を使ったトリックアートについて、先生からお話がありました。
遠近法に欠かせない「次元」について、0次元、1次元、2次元、3次元の概念のお話からはじまり、錯視やだまし絵(トロンプ・ルイユ)、不可能図形といった様々なトリックアート作品を例に、どういった技法で描かれていて、どうしてそのように見えるのかというお話がありました。
そして、今回はなんと、参加者の皆さんにトリックアート作品を作ってもらいました。先生がトリックアートの構図をつくるためのルールを説明して、そのルールを元に、参加者がそれぞれの絵を描いていきました。
絵によっては、かなり難易度の高い作品になりましたが、一緒に参加した保護者の皆さんの助けもあり、オリジナルのトリックアート作品を無事に完成させることができました。
渡邊先生、本当にありがとうございました。