郡山市ふれあい科学館では、福島大学との連携事業「おもしろ科学びっくり箱」を昨年に引き続き開催しております。
今年度の第4回目は、福島大学 共生システム理工学類 教授 橋 隆行(たかはし たかゆき)先生と、共生システム理工学研究科のルイス・カニエテ先生を講師にお迎えし、「最新ロボットのしくみ」と題して、平成23年11月26日(土)に開催いたしました。
橋先生は、ロボット工学・制御工学が専門分野で、大学では人間共存型ロボットの開発や脊髄損傷などにより麻痺した体を電気刺激によって動かせるようにするシステムの開発などを行っています。また、ルイス先生は、橋先生の研究室で、今回登場したI-PENTAR(アイペンター)というロボットの開発を行っています。
今回の講座では、アニメ等に登場するロボットたちに、現実のロボットはどこまで近づいたかということや、アニメなどに登場するロボットはどうして作れないかということを、ロボット開発の観点から橋先生にお話しいただきました。
後半では、福島大学で開発中の最新ロボット「I-PENTAR」も登場し、ルイス カニエテ先生に実演していただきました。二つの車輪でバランスをとりながら立つ技術もさることながら、大人が強く押しても倒れないところに、参加者からは驚きの声があがっていました。
さらには、紙の上にマジックペンで書いた線をなぞるように走る、ライントレースロボットも体験してもらいました。参加者の中でも特に子どもたちは、思い思いの線や絵を描いて、ライントレースロボットを自在に走らせていました。
今回はリモコンをつないで自由に動かすこともできたので、子どもたちは交代でロボットの操縦を楽しんでいました。
アニメや映画に登場するロボットをつくるのはまだまだ難しいですが、少しずつ私たちの生活にも入ってきているロボット、これからどんなロボットが登場するか楽しみですね。
橋先生、ルイス先生、本当にありがとうございました。