郡山市ふれあい科学館では、福島大学との連携事業「おもしろ科学びっくり箱」を昨年に引き続き開催しております。
今年度の第3回目は、福島大学人間発達文化学類准教授 杉浦 弘一(すぎうら こういち)先生を講師にお迎えし、「フライングディスク(フリスビー)の科学」と題して、平成24年11月17日(土)に開催いたしました。
はじめに、フライングディスクの起源や、フライングディスクを使ったさまざまな競技について、先生からお話がありました。
フライングディスクの起源は、1940年代にアメリカのエール大学の学生たちが、キャンパス近くのパン屋さんのパイ皿を投げあったことから始まった比較的新しいスポーツであることや、その後、このフライングディスクを使ってドッヂボールやゴルフを行うなどのさまざまな競技ができて、現在も世界中で記録が競われていることが紹介されました。
また、「ジャイロ効果」と「揚力」をキーワードに、フラインディスクが飛ぶ仕組みを、コマを使った実験なども交えながら解説していただきました。
仕組みがわかったところで、今度は参加者の皆さんにフライングディスクを作ってもらいました。作ったディスクは、郡山萌世高校の体育館をお借りして投げてもらいました。
先生から投げ方のコツを教わりながら練習すると、参加した皆さんはすぐに上手に投げられるようになりました。そこで、ワンランク上のカーブをかける投げ方や、角度をつけてブーメランのように戻ってくる投げ方にも挑戦しました。
参加者の皆さんは、試行錯誤しながら夢中になっていろいろな投げ方に挑戦していました。フライングディスクで遊んだことのある参加者も、科学的な飛ぶ仕組みを知って、さらに興味を持つことができたようです。
杉浦先生、本当にありがとうございました。